Jw_cadの点半径を印刷倍率に左右されず一定にする方法|実点設定と線幅表示の違いを解説

CAD

Jw_cadで図面を印刷するとき、点の大きさが印刷倍率によって変化したり、逆に小さすぎて見えなくなったりすることがあります。特に高倍率での印刷や詳細図の作成では、実点の半径設定や線幅表示設定の違いを理解していないと、意図した大きさで出力できません。

この記事では、Jw_cadの「実点を指定半径」「線幅を表示倍率(印刷時)」の設定がどのように印刷結果へ影響するのか、また紙面上で一定サイズの点を表示するための考え方について詳しく解説します。

Jw_cadの点表示には2種類の考え方がある

Jw_cadの点には、図面上の座標を示すための点と、印刷物上で見える大きさを持った点があります。この違いを理解することが、印刷時の点サイズ調整では重要になります。

通常の作図では画面上で見やすく表示されていても、印刷倍率を変更すると紙面上での大きさが変化する場合があります。これは、点が図面尺度に連動して計算されているためです。

例えば、1/100の図面を10000%で拡大印刷するような特殊な設定では、通常の尺度計算による点サイズでは非常に大きく表示されることがあります。

「実点を指定半径」にチェックを入れた場合の動作

「実点を指定半径」にチェックを入れると、点の大きさを数値で指定できます。この設定では、指定した半径が実際の印刷サイズに反映されます。

例えば、線幅1(0.01mm)の20倍として点半径0.2mmを指定した場合、設定上は点の半径が0.2mmになります。しかし、印刷倍率や表示倍率の設定によっては、その倍率分だけ拡大された状態で出力されます。

そのため、10000%のような極端な倍率で印刷すると、設定した0.2mmの点がそのまま0.2mmで出るのではなく、倍率計算の影響を受けて大きく表示される場合があります。

「線幅を表示倍率(印刷時)」の設定による違い

「線幅を表示倍率(印刷時)」にチェックを入れると、線幅は印刷倍率に合わせて変化します。これは画面表示上の線幅ではなく、印刷結果で見える太さを調整するための機能です。

この設定は、拡大印刷した場合でも線を太く見せたい場合などに利用されます。しかし、点についても同じ考え方で調整されるため、細かい制御をしたい場合には注意が必要です。

例えば、大きな倍率で詳細部分を印刷する場合、通常の線幅設定では線が細くなりすぎるため、印刷倍率に合わせた線幅設定を利用すると見やすくなります。

印刷倍率に関係なく一定サイズの点にする方法

紙面上で常に同じ大きさの点を表示したい場合は、「実点を指定半径」を利用して点の大きさを設定する方法が基本になります。

例えば、印刷時に直径0.5mm程度の点を表示したい場合は、半径0.25mmとして実点を設定します。このように紙面上で必要なサイズを基準に数値を決めます。

ただし、印刷倍率や作図尺度の設定によっては完全に一定にならないケースがあります。その場合は、印刷設定と図面尺度を確認しながら調整する必要があります。

「実点を指定半径」を外した場合の点サイズについて

実点を指定半径のチェックを外すと、点のサイズはJw_cad側の標準的な表示設定に依存します。そのため、任意の半径を入力して調整することはできません。

この状態では印刷倍率によって見え方が変わりやすく、細かい点や記号では印刷後に小さすぎると感じることがあります。

例えば、図面上では確認できる小さな点でも、A3用紙へ縮小印刷するとほとんど見えなくなる場合があります。そのような場合は実点指定を利用した方が管理しやすくなります。

図面用途別のおすすめ設定

一般的な建築図面や機械図面では、点を記号として利用する場合が多いため、「実点を指定半径」を有効にして管理する方法がおすすめです。

一方で、測点や座標位置の確認など、印刷サイズよりも位置情報を重視する場合は、通常の点表示でも問題ありません。

用途 おすすめ設定
印刷で見える点の大きさを管理したい 実点を指定半径を使用
位置だけを示したい 通常の点表示
拡大印刷で線や点を強調したい 印刷時倍率設定を確認

高倍率印刷時に確認すべきポイント

10000%のような通常とは異なる倍率で印刷する場合、点や線幅が想定外になることがあります。その場合は、まず印刷倍率ではなく図面尺度と実寸設定を確認してください。

また、印刷プレビューで点の大きさを確認することも重要です。画面表示だけでは印刷結果と異なる場合があるため、実際の出力状態を確認しながら調整すると失敗を防げます。

特に細かい図面では、点の半径だけでなく線幅、文字サイズ、印刷尺度を合わせて管理することで、安定した出力結果になります。

まとめ

Jw_cadで印刷時の点サイズを管理する場合、「実点を指定半径」と「線幅を表示倍率(印刷時)」の役割を理解することが重要です。

印刷倍率に左右されず紙面上で一定サイズの点を表示したい場合は、実点を指定半径を利用して希望する半径を設定する方法が適しています。

一方で、高倍率印刷では設定によって点や線幅が拡大される場合があるため、印刷プレビューで確認しながら調整することが、狙った図面表現に仕上げるポイントです。

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