Windows 10からWindows 11へアップグレードした後、PrtScキーを押した時の動作が変わり、以前のように直接印刷できなくなったというケースがあります。特に、画面が暗くなって範囲選択画面が表示されたり、印刷結果が白黒反転したりすると、作業効率やトナー消費の面で困ることがあります。
この記事では、Windows 11でPrtScキーの動作が変化した理由や、以前のような印刷環境に近づける方法、白黒反転印刷が発生する原因と確認ポイントについて解説します。
Windows 11でPrtScキーの動作が変わった理由
Windows 10では、PrtScキーを押すとクリップボードへ画面をコピーする動作が基本でしたが、Windows 11では標準設定として「Snipping Tool(切り取りツール)」が起動する仕様に変更されています。
そのため、PrtScキーを押した際に画面全体が暗くなり、範囲選択や編集画面が表示される場合があります。これは故障ではなく、Windows 11側の標準的な画面キャプチャ機能によるものです。
以前、minicopyなどのソフトを利用してPrtScキーから直接印刷していた場合は、Windowsアップデートによってキー操作の割り当てが変化し、ソフトが期待通り動作しなくなっている可能性があります。
PrtScキーを以前のような動作に戻す設定方法
Windows 11では、PrtScキーでSnipping Toolを起動しないように設定を変更できます。
設定を変更する場合は、以下の手順を確認してください。
- 「設定」を開く
- 「アクセシビリティ」を選択する
- 「キーボード」を開く
- 「Print Screenキーを使用して画面切り取りを開く」の項目をオフにする
この設定を変更すると、PrtScキーは従来に近い画面コピー動作になります。ただし、以前使用していた印刷ソフト側の設定も確認する必要があります。
Ctrl+PrtScで白黒反転する原因
Ctrl+PrtScで直接印刷できても、印刷結果が白黒反転する場合は、Windowsではなく印刷設定やプリンタードライバー側の設定が原因である可能性があります。
特にリコー製複合機では、プリンタードライバーの設定にある「白黒反転」「ネガポジ反転」「反転印刷」などの項目が有効になっていると、画面とは異なる印刷結果になる場合があります。
例えば、黒い背景に白い文字の画面を印刷した場合、通常なら白い用紙に黒文字で印刷されますが、反転設定が有効だと黒い部分がそのまま印刷され、トナーを大量に消費する原因になります。
リコー複合機の印刷設定を確認する方法
白黒反転を改善するには、プリンターのプロパティ画面を確認します。
一般的には以下の手順で確認できます。
- 「設定」から「Bluetoothとデバイス」を開く
- 「プリンターとスキャナー」を選択する
- 使用しているリコー複合機を選択する
- 「印刷設定」または「プリンターのプロパティ」を開く
- 特殊設定や詳細設定内の反転関連項目を確認する
項目名は機種やドライバーによって異なりますが、「ネガポジ反転」「画像反転」「白黒反転」などの設定が有効になっていないか確認してください。
プリンタードライバーを更新または入れ直す
Windows 10からWindows 11へアップグレードした場合、以前使用していたプリンタードライバーが正常に適合していないことがあります。
特に業務用複合機では、Windows標準ドライバーではなくメーカー提供の専用ドライバーを使用することで、本来の印刷設定を利用できる場合があります。
リコーの場合は、利用している複合機の型番に対応した最新ドライバーを確認し、現在のドライバーを更新することで印刷結果が改善する可能性があります。
画面コピーから印刷する別の方法
PrtScキーから直接印刷する方法にこだわらない場合は、Windows 11標準機能を利用する方法もあります。
例えば、「Windowsキー+Shiftキー+S」で必要な範囲だけを切り取り、画像として保存してから印刷すると、不要な部分を省いてトナー消費を抑えることができます。
また、画像編集ソフトで背景色や文字色を確認してから印刷することで、白黒反転などのトラブルも回避しやすくなります。
まとめ
Windows 11ではPrtScキーの動作が変更され、以前のような直接印刷ができなくなることがあります。これはWindows 11の標準仕様変更によるものです。
白黒反転印刷が発生する場合は、リコー複合機の印刷設定やプリンタードライバーを確認することが重要です。特に反転印刷関連の設定が有効になっていないか確認しましょう。
Windows 11への移行後に印刷環境が変わった場合は、Windows側のキャプチャ設定、使用している印刷ソフト、複合機ドライバーの3点を順番に確認すると原因を特定しやすくなります。


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