パスワード管理アプリやブラウザの自動生成パスワード一覧を確認した際に、作成年として「1970年」と表示されている項目を見つけることがあります。実際には1970年に作成したわけではないため、不安になる人も少なくありません。この記事では、自動作成された強力なパスワードやパスキーに1970年という日付が表示される理由と、安全性への影響、確認しておくべきポイントについて解説します。
パスキーや自動生成パスワードに1970年と表示される原因
パスワード管理機能に表示される「作成年」は、必ずしも実際にパスワードを作成した日時を正確に示しているとは限りません。
1970年と表示される主な原因は、コンピューター内部で日時を管理する仕組みに関係しています。多くのシステムでは、日時を「1970年1月1日 0時0分0秒(UTC)」を基準にして数値で管理しています。
この基準日時は「Unix時間(Unix timestamp)」と呼ばれ、コンピューターシステムやWebサービスで広く利用されています。そのため、日時情報が正常に取得できなかった場合や未設定の場合に、初期値として1970年が表示されることがあります。
1970年に作成されたパスワードという意味ではない
自動生成されたパスワード一覧に1970年と表示されていても、実際に1970年から存在しているパスワードという意味ではありません。
例えば、スマートフォンやブラウザがパスワード情報を保存する際、作成日時のデータが正しく記録されていなかった場合があります。その場合、アプリ側が日時の初期値として1970年を表示することがあります。
現在利用しているサービスが最近作成したアカウントであれば、1970年という表示はシステム上の表示問題である可能性が高いです。
Unix時間と1970年1月1日の関係
コンピューターでは日時を扱うために、基準となる日付から何秒経過したかという形式で管理することがあります。
Unix時間では、1970年1月1日を「0秒」として、その後の経過時間を数字で表します。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 1970年1月1日 | 日時データが0または未設定の場合の基準値 |
| 現在の日付 | 正しく日時情報が保存されている状態 |
そのため、アプリやサービスが日時情報を受け取れなかった場合、エラーではなく基準日である1970年を表示するケースがあります。
パスキーやパスワードの安全性に問題はあるのか
1970年という表示だけで、パスワードやパスキーの安全性が低下することはありません。
自動生成された強力なパスワードは、作成日時ではなく、文字列の複雑さや暗号化された保存方法によって安全性が決まります。
例えば、大文字、小文字、数字、記号を含む十分な長さのランダムなパスワードであれば、表示されている作成年が1970年でも通常のセキュリティ上の問題はありません。
気になる場合に確認するポイント
1970年表示が気になる場合は、以下の点を確認すると安心です。
- そのパスワードが登録した覚えのあるサービスのものか確認する
- アカウントのログイン履歴を確認する
- パスワード管理アプリやブラウザを最新版へ更新する
- 不要な保存情報は削除する
特に見覚えのないアカウント情報が保存されている場合は、作成年だけで判断せず、登録サービス名や保存元を確認することが重要です。
パスキーの日時表示で混乱しやすいポイント
パスキーは従来のパスワードとは異なり、端末や認証サービス間で暗号鍵を利用して認証する仕組みです。
そのため、パスキーが作成された日時や同期された日時は、利用しているOSや管理アプリによって表示方法が異なる場合があります。
例えば、スマートフォンで作成したパスキーがクラウド経由で別端末へ同期された場合、元の作成日時が正しく表示されないケースもあります。
まとめ|1970年表示は日時情報の初期値である可能性が高い
自動生成された強力なパスワードやパスキーの一覧で「1970年」と表示される場合、実際に1970年に作成されたという意味ではありません。
多くの場合、Unix時間の基準日や日時情報の未取得によって、システムが初期値として1970年を表示しています。
表示だけで慌てる必要はありませんが、不明な保存情報がある場合はサービス名やアカウント情報を確認し、不要なものは整理して安全にパスワード管理を行うことが大切です。

コメント