Wordで作成した4ページの文書を、A3用紙1枚に両面印刷して半分に折り、小冊子のような形に仕上げたい場合は、通常のページ設定ではなく「本(ブックレット)形式」の印刷設定を利用します。
この記事では、A3用紙を二つ折りにして、左側の裏面が1ページ、左側が2ページ、右側が3ページ、右側の裏面が4ページになるような印刷方法をわかりやすく解説します。
Wordの小冊子印刷とはどのような仕組みか
小冊子印刷とは、複数ページの文書を用紙の表裏に自動配置し、印刷後に紙を折ることで冊子のように読める状態にする機能です。
例えば4ページの資料の場合、普通に印刷すると1ページ目、2ページ目、3ページ目、4ページ目の順番になります。しかし小冊子形式では、折った時に正しい順番になるようにページの配置が自動的に入れ替わります。
A3用紙を半分に折ってA4サイズの冊子にする場合、表面には4ページと1ページ、裏面には2ページと3ページという配置になるのが一般的です。
WordでA3小冊子印刷を設定する手順
まずWordで印刷したい文書を開きます。ページ数は4ページ以上にしておく必要がありますが、今回は4ページの文書を例に説明します。
上部メニューから「レイアウト」タブを開き、「ページ設定」の右下にある小さな矢印をクリックします。
ページ設定画面が表示されたら、「余白」タブを選択し、「印刷の形式」の項目を確認します。
印刷形式を「本(縦方向に谷折り)」へ変更する
ページ設定画面の「印刷の形式」を「本(縦方向に谷折り)」に変更します。
この設定を選択すると、Wordが自動的にページ順を調整し、折った後に1ページ目から順番に読めるよう配置してくれます。
例えば4ページの場合、印刷時には以下のような配置になります。
表面:左側に4ページ、右側に1ページ
裏面:左側に2ページ、右側に3ページ
印刷後に中央で折ることで、1ページ目から順番に読める冊子になります。
A3用紙と両面印刷の設定方法
次に用紙サイズをA3へ変更します。「レイアウト」タブの「サイズ」から「A3」を選択してください。
続いてプリンターの設定を確認します。印刷画面で「両面印刷」を選択し、「短辺を綴じる」または「短辺とじ」を指定します。
長辺とじを選択すると裏面が逆向きになる場合があります。冊子として折る場合は、プリンターによって表示が異なりますが、短辺とじを試すとうまくいくケースが多くあります。
両面印刷に対応していないプリンターの場合
プリンターが自動両面印刷に対応していない場合でも、手動で両面印刷することができます。
まず片面だけ印刷し、用紙を裏返して再度セットして裏面を印刷します。ただし、プリンターによって紙の向きが異なるため、最初に不要な紙でテスト印刷することをおすすめします。
例えば1枚だけ試し刷りをして、裏面の文字が上下逆になっていないか確認すると失敗を防げます。
きれいな冊子に仕上げるための注意点
小冊子印刷では、文字が端に寄りすぎると折った時に読みにくくなるため、余白を少し広めに設定すると仕上がりが良くなります。
また、ページ数が多い冊子の場合は紙の厚みによって中央部分がずれる「中綴じのずれ」が発生することがあります。その場合は余白設定で調整してください。
4ページ程度の簡単な資料や案内冊子であれば、Wordの標準機能だけでも十分きれいに作成できます。
印刷前にプレビューでページ順を確認する
設定後は、必ず印刷プレビューで確認してください。通常のページ順とは違って表示されるため、最初は間違っているように見える場合があります。
小冊子印刷では、印刷時の配置と完成後のページ順が異なるのが正常です。プレビューで左右の配置を確認し、折った状態をイメージすると失敗しにくくなります。
まとめ:Wordの小冊子設定を使えばA3一枚で4ページ冊子を作成できる
WordでA3用紙1枚に4ページを配置し、二つ折りで本のように仕上げたい場合は、「印刷の形式」を「本(縦方向に谷折り)」へ変更するのが基本です。
その後、A3サイズ・両面印刷・短辺とじなどを設定することで、ページ順を自動調整した冊子印刷ができます。
プリンターによって両面印刷の向きは異なるため、最初は試し刷りを行いながら調整すると、きれいな小冊子を作成できます。


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