SQL Server 2022のsaアカウントのパスワードを変更したいが、Windows認証でログインした際にパスワードが変更できないという問題に直面することがあります。このような場合、どのように対応すればよいのでしょうか?この記事では、その解決方法を詳しく説明します。
1. SQL Server認証とWindows認証の違い
まず、SQL Server認証とWindows認証の違いを理解することが重要です。SQL Server認証は、SQL Server自体で管理されるアカウントとパスワードを使用します。一方、Windows認証はWindowsのユーザーアカウントを使用してSQL Serverにアクセスします。質問者のように、Windows認証でログインしている場合、SQL Server認証のパスワードは変更できません。
2. Windows認証からSQL Server認証のパスワードを変更する方法
Windows認証でログインした場合、SQL Server認証のsaアカウントのパスワードを直接変更することはできません。これを解決するには、SQL Server Management Studio (SSMS) を使用してSQL Server認証でログインする必要があります。以下の手順を試してみましょう。
- 1. SQL Server Management Studio (SSMS)を開きます。
- 2. ログイン画面で、SQL Server認証を選択し、saアカウントでログインします。
- 3. saアカウントでログインしたら、「セキュリティ」->「ログイン」からsaアカウントを選択し、右クリックで「プロパティ」を選びます。
- 4. 「パスワード」欄で新しいパスワードを設定し、「OK」をクリックします。
3. パスワードが元に戻る原因とその対策
もしパスワードを変更しても、再度プロパティを開いた際にパスワードが元に戻る場合、考えられる原因はSQL Serverの設定によるものです。以下の対策を試みてください。
- 1. SQL Serverサービスを再起動してみる。
- 2. 他のユーザーがsaアカウントをロックしていないか確認する。
- 3. サーバーのログインに関するポリシー(例えば、ポリシーによるパスワード変更制限)が適用されていないか確認する。
4. まとめ
SQL Server 2022でsaアカウントのパスワードを変更するには、SQL Server認証を使用してログインし、必要な設定を行うことが求められます。もし変更後にパスワードが戻ってしまう場合は、設定やポリシーの確認を行い、SQL Serverサービスの再起動を試みましょう。これらの対策を実施することで、問題を解決することができます。
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