iMacを起動した際にハテナマークのフォルダーが点滅している問題に直面した場合、起動ディスクやOSの問題が関係している可能性があります。特に、macOS High Sierra(ハイシエラ)を使用している場合、システムが正常に起動できないことがあります。この記事では、この問題の解決方法をいくつか紹介します。
ハテナマークのフォルダーが点滅する原因
ハテナマークのフォルダーが点滅する場合、Macが起動ディスクを認識できないことを意味しています。通常、これは起動ドライブが見つからない場合や、システムファイルが破損している場合に発生します。また、Macのハードウェアに問題がある場合にもこのエラーが発生することがあります。
特に、macOS High Sierraを使用している場合、システムのアップデートや設定の変更後にこの問題が発生することがあるため、適切なトラブルシューティングが必要です。
解決方法1:PRAM/NVRAMのリセット
まず試すべき最初の方法は、PRAM(Parameter RAM)またはNVRAM(Non-Volatile Random-Access Memory)のリセットです。これらはMacの基本的な設定情報を保存している場所で、リセットすることで多くの起動関連の問題が解決します。
PRAM/NVRAMをリセットするには、以下の手順を行ってください。
- Macをシャットダウンします。
- 電源ボタンを押し、すぐに「Command + Option + P + R」の4つのキーを同時に押します。
- Macが再起動するまでキーを押し続け、その後キーを離します。
- Macが再起動し、問題が解消されたか確認します。
解決方法2:起動ディスクを選択する
次に試すべき方法は、手動で起動ディスクを選択することです。時には、Macが自動的に起動ディスクを選択できないことがあります。
起動ディスクを手動で選択する方法は以下の通りです。
- Macをシャットダウンし、電源を入れたらすぐに「Option(Alt)」キーを押し続けます。
- 起動可能なディスクが表示されたら、希望するディスクを選択し、「Enter」を押して起動します。
これで、Macが正常に起動する場合があります。
解決方法3:macOSの再インストール
PRAM/NVRAMのリセットや手動でのディスク選択でも問題が解決しない場合、macOSの再インストールを試みることが有効です。再インストールによってシステムファイルが修復され、正常に起動するようになることがあります。
macOSを再インストールするには、以下の手順を行ってください。
- Macをシャットダウンし、電源を入れたら「Command + R」を押し続けて、macOSユーティリティが表示されるまで待ちます。
- 「macOSを再インストール」を選択し、画面の指示に従ってインストールを進めます。
- インストールが完了したら、Macを再起動して問題が解決されたか確認します。
解決方法4:ディスクユーティリティを使用する
macOSユーティリティの「ディスクユーティリティ」ツールを使用して、ハードディスクのエラーを修復することも可能です。ディスクの検証と修復を行うことで、起動時の問題が解決することがあります。
ディスクユーティリティを使用する方法は以下の通りです。
- 「Command + R」を押してmacOSユーティリティにアクセスします。
- 「ディスクユーティリティ」を選択し、「起動ディスク」を選んで「First Aid(ディスクの修復)」をクリックします。
- ディスクの修復が完了したら、Macを再起動して問題が解消されたか確認します。
まとめ
iMacのハテナマークが点滅し、起動できない場合は、PRAM/NVRAMのリセットや起動ディスクの手動選択、macOSの再インストール、ディスクユーティリティを使用した修復を試してみましょう。これらの方法で問題が解決することが多いです。もし、これらを試しても解決しない場合は、Appleサポートに相談するか、専門の技術者に相談することをお勧めします。


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