年賀状の宛名印刷を行う際に、役職は上詰めで、名前は均等に配置したいという設定を行いたい場合、Wordの差し込み印刷での調整方法が分からないという方も多いかと思います。この記事では、役職と名前の位置を自由に調整するための方法を詳しく解説します。
差し込み印刷の基本設定
まず、差し込み印刷の基本を理解しておくことが重要です。差し込み印刷を使用すると、ExcelなどのデータをWord文書に差し込んで、複数の宛名を一度に印刷できます。データの項目として、役職と名前がある場合、それぞれの項目の配置を個別に調整する必要があります。
差し込み印刷を設定するには、まずWordで新しい文書を開き、「差し込み文書」タブから「宛名ラベル」や「封筒」を選び、必要なデータソース(例えば、Excelファイル)を指定します。
役職を上詰めにする方法
役職を上詰めにするには、差し込み印刷で挿入した役職の位置を手動で調整します。役職のテキストボックスをクリックし、フォントの「段落設定」を開きます。ここで、行間を「固定値」に設定し、上に詰めるように調整することができます。
また、役職と名前を別々の段落に配置することで、役職を一行目、名前を次の行に表示させることができます。これにより、名前の位置が均等に配置され、役職は上詰めで表示されるようになります。
名前の均等配置設定
名前を均等に配置するためには、段落設定で「中央揃え」や「均等配置」を使用します。まず、名前の部分にカーソルを合わせ、段落設定で「均等配置」を選択します。これにより、名前の部分が均等に配置され、見栄えの良いレイアウトになります。
また、複数のフィールドを均等に配置したい場合は、表を使用して、セル内で文字を整列させる方法も有効です。この方法では、役職と名前を別々のセルに分けて配置することができます。
実際の設定例
具体的な設定例として、以下のような手順で進めてみてください。
- Word文書で差し込み印刷を選択し、データソースを指定する。
- 役職のフィールドを挿入し、その後名前のフィールドを挿入する。
- 役職のフィールドを上詰めに設定し、名前のフィールドを均等配置に設定する。
- 必要に応じて、行間やフォントサイズを調整して見栄えを整える。
まとめ
Wordの差し込み印刷で役職と名前を上手に配置するためには、段落設定やフィールドの配置を調整することが大切です。役職を上詰めにし、名前を均等に配置することで、年賀状の宛名が見栄えよく整います。手順を追って調整することで、印刷の際に役職と名前が適切に配置され、きれいな印刷が実現できます。


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