Visual Studio Community 2022を使用してC#プロジェクトで.editorconfigファイルを設定する際、コードエディタではなく設定画面が表示されることがあります。この記事では、必要なコードだけを追加する方法と、特定の設定（例えば{}の先頭を改行させない設定）をする方法について解説します。
1. .editorconfigとは？
.editorconfigは、開発環境においてコードスタイルを統一するための設定ファイルです。これを使うことで、複数の開発者が同じスタイルガイドに従ってコードを書くことができます。Visual Studioでは、プロジェクトごとに.editorconfigを使って細かな設定が可能です。
ただし、.editorconfigを作成した際に、設定画面が表示されてしまうことがあります。これは設定項目が多いためで、特定のコードスタイルのみを変更したい場合には、正しい記述方法を理解しておく必要があります。
2. .editorconfigファイルに必要なコードを追加する方法
.editorconfigに必要なコードを追加するには、ファイル内で特定の設定を明記する必要があります。特定の設定を変更したい場合は、設定の記述方法に気をつけて記述します。
例えば、C#でブレースの前に改行を入れたくない場合、以下のように記述します。
[*.cs]これにより、C#ファイルに適用される設定を上書きできます。
3. {}の先頭を改行させない設定方法
特に、「{}の先頭を改行させたくない」という要望に対しては、.editorconfigファイルで以下のように設定を行うことができます。
csharp_new_line_before_open_brace = neverこの設定を使用すると、メソッドやクラスのブレース（{}）が改行されることなく、直前の行に続けて記述されます。
4. Visual Studioでの設定画面の表示について
Visual Studioでは、.editorconfigファイルを作成すると設定画面が表示されることがありますが、これは通常、ファイルに記載した設定が正しく認識されない場合に発生します。設定を簡単に変更したい場合は、.editorconfigの記述方法を見直し、適切な設定をファイルに追加してください。
もし、設定変更後も問題が解決しない場合は、Visual Studioを再起動して設定を再読み込みすることをお試しください。
まとめ
.editorconfigファイルを使ってVisual Studio Community 2022でのコードスタイルを調整する際は、正しい書式で必要な設定を追加することが重要です。特に特定のコードスタイル（例えばブレースの前に改行しない）を変更したい場合、設定ファイルに直接コードを追加することで簡単に解決できます。
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