ArchiCADからIllustratorで色を付ける方法と禁止マークの対処法

CAD

ArchiCADで製図した図面をIllustratorに取り込み、壁に色をつける作業で「カーソルのジョウロの横に禁止マーク」が表示され、色をつけることができない場合の解決法について解説します。この記事では、問題の原因とその対処法を詳しく説明します。

禁止マークが表示される理由

IllustratorでArchiCADから取り込んだ図面に色をつけようとしたときに、カーソルに禁止マークが表示される場合、一般的には図面のレイヤー設定やオブジェクトのロックが原因です。この現象は、選択したオブジェクトが編集不可の状態にあるときに発生します。

例えば、ArchiCADで作成した図面がIllustratorにインポートされた際、特定のレイヤーがロックされていたり、図形が「非編集可能」として設定されていることがあります。この状態では、色を塗ることができません。

色をつけるための基本的な対処法

まずは、Illustrator内で色を付ける対象となるオブジェクトを選択できる状態にする必要があります。以下の手順で確認してください。

  • レイヤーのロックを解除する:レイヤーがロックされていると、そのレイヤー内のオブジェクトを編集することができません。レイヤーパネルで該当するレイヤーのロックアイコンをクリックしてロックを解除してください。
  • オブジェクトがロックされていないか確認:オブジェクト自体がロックされている場合も色を塗ることができません。選択したオブジェクトを右クリックし、「ロック解除」を選んでください。

Illustratorの設定を確認する

上記の方法で問題が解決しない場合、Illustratorの設定が影響していることもあります。設定によっては、特定のツールや操作が制限されることがあります。以下の方法で設定を確認し、適切に調整してください。

  • アートボードの設定:アートボードに配置されたオブジェクトが正しく選択できない場合、アートボード設定を再確認してみてください。
  • カラー設定の確認:色をつける際にカラー設定に誤りがあると、塗りが反映されないことがあります。カラー設定を確認して、CMYKまたはRGBの設定が適切かを確認してください。

その他の確認事項

さらに、以下の追加的な対策を試してみてください。

  • 図面の形式の確認:ArchiCADからIllustratorにインポートしたファイルが適切な形式(例えば、AI、PDF、SVGなど)であるか確認しましょう。
  • Illustratorのバージョンを確認:使用しているIllustratorが最新のバージョンであるか確認し、必要に応じてアップデートを行ってください。

まとめ

ArchiCADからIllustratorに取り込んだ図面に色をつける際に禁止マークが表示される問題は、主にレイヤーやオブジェクトのロック設定が原因です。レイヤーのロック解除やオブジェクトのロック解除を行うことで、色を塗ることができるようになります。さらに、Illustratorの設定を確認し、カラー設定やアートボード設定を再確認することで、問題を解決できることが多いです。

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