Word文書をデスクトップのフォルダに移動し、開こうとしたときに一部の文書が「保護ビュー」で開かれることがあります。これは、インターネット上の脅威から保護するための機能ですが、なぜ特定の文書だけがそのような扱いを受けるのでしょうか?今回はその理由と、対処方法について解説します。
保護ビューとは
保護ビューは、Wordがインターネットからダウンロードしたり、外部の不明な場所から開かれる可能性があるファイルを開く際に、リスクを最小限に抑えるために導入された機能です。これにより、マクロや悪意のあるコードが含まれている可能性のあるファイルを安全に閲覧できます。
保護ビューが適用される理由
Wordが保護ビューでファイルを開く理由は、主にそのファイルの信頼性にあります。特定のファイルが保護ビューで開かれるのは、以下のような場合です。
- ファイルがインターネット経由でダウンロードされた場合
- ファイルが不明な場所に保存されている場合
- ファイルがメールの添付ファイルとして受け取られた場合
- ネットワーク経由でアクセスされた場合
これらのファイルは、潜在的な脅威が含まれている可能性があるため、Wordは保護ビューで開くことにより、安全を確保しようとします。
異なる動作の原因
すべてのWord文書が保護ビューで開かれるわけではなく、特定の文書だけがこのように扱われる場合があります。その違いは、ファイルが保存された場所やダウンロード元によるものです。例えば、信頼された場所に保存されたファイルや、ネットワークドライブ上で保存されたファイルは、セキュリティ上のリスクが少ないと見なされるため、保護ビューなしで開くことができます。
保護ビューを無効にする方法
保護ビューが不便な場合や、信頼できるファイルに対して保護ビューを解除したい場合、設定で変更することができます。ただし、セキュリティリスクを伴う可能性があるため、設定変更は慎重に行ってください。
手順は次の通りです。
- Wordを開き、[ファイル]メニューを選択します。
- [オプション]をクリックし、[セキュリティセンター]を選びます。
- [セキュリティセンターの設定]をクリックし、[保護ビュー]を選択します。
- 必要に応じて、保護ビューを無効にする設定を調整します。
まとめ
Wordの保護ビューは、外部からのリスクを最小限に抑えるための重要なセキュリティ機能です。インターネットや不明な場所からダウンロードしたファイルには、この機能が適用されることがあります。必要に応じて設定を変更することもできますが、安全性を最優先にして使用することが推奨されます。


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