Excelで特定の文字が入力された時にセルの色を変更する方法について解説します。例えば、「顔」という文字が入る場合にのみセルを赤くする方法です。通常、条件付き書式で文字列に反応する設定をしても、部分一致の文字列(顔面や洗顔など)にも反応してしまうことがあります。この記事ではそのような問題を解決するための方法を説明します。
1. 条件付き書式の基本
Excelの条件付き書式を使うと、セルに入力された文字列に応じて、セルの色を自動的に変更することができます。基本的な設定では、文字列に部分一致で反応してしまうことがありますが、「顔」のみを対象とする方法を見ていきます。
2. 完全一致を使って「顔」のみを対象にする
「顔」という文字が完全に一致する場合のみ赤くしたい場合、条件付き書式での設定を次のように行います。
1. 「顔」という文字を含むセルを選択します。
2. 「ホーム」タブ → 「条件付き書式」 → 「新しいルール」を選択。
3. 「セルの値に基づいて書式設定」を選び、「書式設定のルール」の部分で、「次の値に等しい」を選びます。
4. 数式欄に「=D1=”顔”」と入力します(D1は適宜変更)。
5. 「書式」を選択して赤色に設定し、「OK」を押します。
3. 部分一致ではなく完全一致で反応させる
条件付き書式を使用する際、部分一致で反応してしまう場合、セル内の文字列が完全一致する場合にのみ色を変更するように設定を工夫する必要があります。部分一致ではなく完全一致を求める設定に変更することで、「顔面」や「洗顔」などに反応せず、完全に「顔」のみを対象にできます。
4. 応用例と注意点
この方法を応用して、他の文字列に対しても同様の処理を行うことができます。また、条件付き書式を使用する際には、書式設定を正確に行うことが重要です。誤って数式や条件設定を変更してしまうと、意図しない動作を引き起こすことがあります。
5. まとめ
Excelで「顔」という文字のみを対象にしてセルの色を変更する方法について解説しました。条件付き書式を使用することで、文字列に応じた色変更が簡単にできますが、部分一致を避けるために完全一致で設定することが大切です。この方法を使えば、顔以外の文字列が含まれていてもセルの色が変わらないようになります。

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