Pythonでラズパイピコを使用し、LEDを制御する際に、スイッチを押したときに必ずLEDが全灯に戻るようにする方法を解説します。初心者の方でもわかりやすいように、プログラムの修正ポイントとその理由を説明します。
1. 問題の概要
質問者は、ラズパイピコに接続された10個のLEDをスイッチで操作したいと考えていますが、スイッチを押すタイミングでLEDが全灯に戻る動作がうまくいかないとのことです。具体的には、プログラム内でスイッチを押すたびにLEDが点灯・消灯するようにしたいという要求です。
2. 現在のコードの問題点
提供されたコードでは、スイッチが押されると一度LEDが全灯し、その後一定の時間(3秒)で全てのLEDが消灯します。その後、スイッチが再度押されても、LEDの状態がリセットされません。コードの中で「while p0.value() == 1: pass」がありますが、これはスイッチが押されている間何もしない状態にしています。
3. 解決方法
スイッチが押されるたびにLEDが全灯に戻るようにするためには、スイッチが押される度にLEDの状態をリセットする必要があります。具体的には、スイッチが押されるとLEDが全灯し、その後必ず「all_led_on()」が呼び出されるように、タイミングを調整します。以下のようにコードを修正します。
while True:
if p0.value() == 1:
time.sleep(0.5)
print('start')
all_led_on() # スイッチが押されると全灯
time.sleep(3)
all_led_off() # 3秒後に消灯
while p0.value() == 1: pass # スイッチが押されている間は何もしない
この修正により、スイッチが押されるたびにLEDが全灯し、3秒後に消灯します。その後再度スイッチを押すと、LEDが再び全灯に戻ります。
4. まとめ
ラズパイピコでのLED制御において、スイッチが押される度にLEDが必ず全灯に戻るようにするためには、スイッチの押下イベントに応じてLEDの状態をリセットするコードの追加が必要です。上記の方法で実現できますので、ぜひ試してみてください。


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