Cloudflare R2にカスタムドメインを設定する際に、「The specified zone id is not valid」というエラーが表示され、ドメインの追加ができない場合の原因と解決方法を解説します。お名前.comで購入したドメインをCloudflareに追加する際に直面する可能性のある問題です。
1. エラーメッセージ「The specified zone id is not valid」の原因
このエラーメッセージは、Cloudflareで設定したドメインの「ゾーンID」が無効であるか、正しく設定されていない場合に表示されます。ゾーンIDは、CloudflareがDNSの設定を管理するために必要な識別子で、ドメインが正しくCloudflareに登録されていないと発生することがあります。
2. ドメインのネームサーバ設定を再確認する
お名前.comで購入したドメインのネームサーバ設定をCloudflareに変更していることを確認してください。変更後、DNS設定が完全に反映されるまで時間がかかる場合があります(最大で24時間程度)。確認方法として、`nslookup`コマンドを使って、ドメインがCloudflareのネームサーバに設定されているかをチェックできます。
nslookup example.com
このコマンドで表示されるネームサーバがCloudflareのものかどうか確認してください。
3. Cloudflareダッシュボードでのドメイン設定
Cloudflareのダッシュボードで正しい「ゾーンID」が設定されていることを確認しましょう。もしゾーンIDが無効である場合、ドメインをCloudflareのアカウントに再登録する必要があるかもしれません。新しいドメインをCloudflareに追加するには、Cloudflareダッシュボードの「+サイトを追加」オプションを使用し、ドメイン名を入力します。
4. ドメインを正しく追加する方法
以下の手順で、Cloudflareにドメインを追加し、カスタムドメインをR2に設定することができます。
- Cloudflareダッシュボードにログインし、「+サイトを追加」ボタンをクリック。
- ドメイン名(例: example.com)を入力し、「Add Site」を選択。
- ドメインのDNS設定が正しいかを確認し、Cloudflareのネームサーバをお名前.comで設定。
- CloudflareでDNS設定を確認し、適切なゾーンIDが設定されているかを確認。
これで、Cloudflareでカスタムドメインの設定が完了し、R2へのアクセスが可能となります。
5. まとめ
「The specified zone id is not valid」というエラーは、主にドメインのネームサーバ設定やCloudflareでのゾーンID設定の不備に起因します。適切な設定とDNSの伝播を確認することで、このエラーを解決することができます。Cloudflareにドメインを正しく追加し、R2へのアクセスを設定するためには、DNS設定やゾーンIDの確認が重要です。


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