Excelで、特定の条件を満たした場合にのみ入力を許可する方法について解説します。具体的には、A1セルで選択されたリストの項目に基づいて、C1セルへの入力制限を設定する方法を紹介します。
問題の説明と状況
質問者は、A1セルに選択された項目に基づいて、C1セルの入力を制限したいと考えています。例えば、A1セルに入力された内容がB2の場合のみ、C1セルに入力を許可し、それ以外の場合は入力できないようにしたいというものです。質問者は、MATCH関数を使って入力規制を設定しようとしましたが、うまくいかないと報告しています。
Excelで条件付きの入力規制を設定する方法
1. A1セルにリストを作成します。リストはB1からB10までの範囲に設定できます。
2. C1セルに対して、データ検証を使用して入力制限を設けます。
3. データ検証ダイアログボックスを開き、[設定]タブで[カスタム]を選択します。
4. 次の数式を入力します:
=IF(A1=B2,TRUE,FALSE)
この数式では、A1セルがB2と一致する場合にのみ入力を許可します。
MATCH関数を使った方法の問題
質問者が使用したMATCH関数の数式「=MATCH(A1,B1:B10,0)NOT=2」は、いくつかの問題を抱えています。MATCH関数自体は、A1セルの値をB1:B10の範囲から検索し、その位置を返しますが、条件式の記述が正しくないため、どのリスト項目を選択しても入力制限が解除されない結果となります。
正しい方法でデータ検証を設定する手順
1. A1セルにリストを作成します(データ > データの入力規則)。
2. C1セルを選択し、[データ]タブで[データの入力規則]を選びます。
3. [設定]タブで[カスタム]を選択し、数式に次のように入力します:
=A1=”B2″
4. これで、A1セルが「B2」の場合のみC1セルの入力が許可されます。
まとめ
Excelでは、特定の条件を基に入力を制限することができます。MATCH関数を使用する方法もありますが、簡単に条件を設定するには、データ検証のカスタム数式を利用する方法が効果的です。上記の手順を試して、必要な入力規制を設定してみましょう。


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