エクセルでシステム①のセルaとb、システム②のセルcとdの値を比較し、一致する場合は◯、一致しない場合は✖️を表示したいという要求について、具体的な方法を解説します。セルの値が逆に入力されている場合にも対応できる関数を使った解決方法を紹介します。
システム①とシステム②のセルを比較する方法
まず、システム①のセルaとbと、システム②のセルcとdの値を比較する方法を考えます。ここでは、IF関数を使い、c列とd列の値がa列またはb列の値と一致するかどうかを判定します。具体的な関数の構成方法を見ていきましょう。
セルcとセルaまたはbの一致を判定する方法
セルcがシステム①のセルaまたはbと一致する場合、「◯」を表示し、それ以外の場合は「✖️」を表示する式は以下のように作成できます。
=IF(OR(C2=A2, C2=B2), "◯", "✖️")
この数式では、OR関数を使用して、c列の値がa列またはb列の値と一致するかを判定しています。もし一致すれば◯を表示し、一致しなければ✖️が表示されます。
セルdとセルaまたはbの一致を判定する方法
同様に、セルdがシステム①のセルaまたはbと一致する場合、「◯」、一致しない場合は「✖️」を表示する数式も作成できます。
=IF(OR(D2=A2, D2=B2), "◯", "✖️")
この数式も同様に、d列の値がa列またはb列と一致するかを確認し、一致する場合は◯、そうでない場合は✖️が表示されます。
空白セルを無視する方法
システム①のセルaとb、システム②のセルcとdには値が入力されていない場合もあるため、空白セルに対する処理も必要です。空白セルがある場合には、判定を行わないようにすることが重要です。これを実現するためには、IF関数の中にISBLANK関数を組み合わせて、空白セルを無視するようにします。
=IF(OR(ISBLANK(C2), ISBLANK(D2)), "", IF(OR(C2=A2, C2=B2), "◯", "✖️"))
この数式では、c列またはd列が空白の場合は何も表示せず、そうでなければ一致を判定します。
数式をE列とF列に適用する方法
数式をE列とF列に適用するためには、まずE2セルに最初の数式を入力し、F2セルに次の数式を入力します。その後、セルの右下角をドラッグして、必要な範囲(E16397、F16397まで)にコピーします。
これで、システム①とシステム②の各行の値が一致するかを簡単に判定し、◯または✖️を自動的に表示できます。
まとめ
エクセルでシステム①のセルa、bとシステム②のセルc、dの値を比較し、一致結果をE列とF列に表示する方法について解説しました。IF関数とOR関数を使って、c列とd列がa列またはb列と一致するかを判定し、空白セルへの対応も加えることで、効率的に一致判定を行えます。この方法を使用すれば、システム①とシステム②のデータが正しく一致するかを簡単に確認できます。


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