Excelでの値上げ価格の計算方法とINT関数の使用について

Excel

Excelを使って商品の値段を計算する方法を学んでいる方から、値上げ後の価格を求める際に出てくる「1.05」という数字についての疑問が寄せられました。この数字の意味とINT関数の使用方法について、詳しく解説します。

質問の背景と問題点

質問者の方は、商品の価格が123,000円である場合に、4%、7%、10%の値上げ価格を求めるためにINT関数を使用していました。その際に使用した式は「=INT(123000*(1+0.04))」ですが、解答では「=INT(123000*(1+0.04))*1.05」という式が提示されていました。特に「1.05」という数字の意味が分からないという疑問が生まれました。

INT関数とは

まず、INT関数について確認しましょう。INT関数は、小数点以下を切り捨てて整数を返す関数です。例えば、「INT(123.456)」と入力すると、「123」という結果が返されます。これを価格計算に使用することで、小数点以下を切り捨てて、丸めた金額を表示できます。

「1.05」の意味とその使用方法

解答に出てきた「1.05」という数字は、実は税込価格を求めるための補正値です。税込価格は、通常の値上げ率に加え、さらに消費税を考慮する必要があります。日本の場合、消費税は現在10%です。このため、値上げ後にさらに10%の消費税を加算するために「1.05」が使われているのです。

例えば、商品の価格が「123,000円」で、4%の値上げを行った場合、次の式で計算します。

  • 値上げ後の価格 = 123,000 * (1 + 0.04) = 127,920円
  • 税込価格 = 127,920 * 1.05 = 134,316円

このように、「1.05」を掛けることで、消費税を含んだ税込価格が求められます。

実際の計算式の使い方

INT関数と組み合わせて、値上げ価格と税込価格を求める方法を示します。例えば、4%の値上げと消費税を考慮する場合、次の式を使います。

  • =INT(123000 * (1 + 0.04)) * 1.05

これにより、値上げ後の価格を整数に切り捨てて、その後消費税を加えた税込価格を求めることができます。

まとめ

Excelでの価格計算時に「1.05」という数字が使われる理由は、消費税を加算するためです。INT関数を使用して整数に切り捨てた後、消費税を加算するために「1.05」を掛けることが一般的です。これを覚えておけば、さまざまな税率に対応した計算ができるようになります。

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