OBS(Open Broadcaster Software)で録画した動画がVFR(可変フレームレート)になってしまう問題を抱えている方は多いです。この記事では、OBSで録画をCFR(定常フレームレート)に設定する方法を解説します。
VFRとCFRの違い
VFR(Variable Frame Rate)は、動画のフレームレートが時間ごとに変動する形式です。一方、CFR(Constant Frame Rate)は、フレームレートが一定の速度で録画される形式です。CFRの方が後で編集する際やアップロードする際に安定した再生を保証するため、ほとんどの場合、CFRを使用することが推奨されます。
OBSでVFRからCFRに変更する方法
1. **OBSの設定を開く**: OBSを起動し、左下の「設定」ボタンをクリックします。
2. **出力設定を確認**: 設定画面で「出力」を選び、「録画」タブに移動します。
3. **録画品質を設定**: 「録画品質」セクションで、録画の品質設定を確認します。ここで録画形式(MKV、MP4など)を選択することができます。
4. **エンコーダ設定を変更**: 「エンコーダ」設定を「x264」または「NVENC」など、自分の環境に合ったエンコーダに設定します。次に、「フレームレート(FPS)」設定を確認します。
5. **フレームレートをCFRに設定**: 「フレームレート(FPS)」を「30」または「60」に設定します。これで、CFR(定常フレームレート)で録画ができるようになります。
録画中のフレームレートが変動しないようにするための注意点
録画中にフレームレートが変動しないようにするためには、以下の点を確認してください。
1. **PCのパフォーマンスを確認**: 録画中にPCが高負荷になっていないか確認しましょう。PCのスペックが低い場合、フレームレートが変動することがあります。
2. **適切なエンコーダを使用する**: x264やNVENCなどのエンコーダを選び、録画の品質を保ちながらフレームレートを安定させます。
まとめ
OBSで録画する際に、VFRではなくCFRを使用したい場合は、出力設定で「フレームレート(FPS)」を固定値に設定することが重要です。これにより、録画した動画のフレームレートが安定し、後での編集やアップロードに問題がなくなります。適切な設定を行い、録画の品質を向上させましょう。

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