マイクロビットでサーボモーターを使用している際、角度設定を行っても回転が指定以上に進み、思った通りに動作しないことがあります。この問題は、特定の拡張ボードやサーボモーターとの組み合わせに関連する設定や制限が原因となっていることがあります。この記事では、MakeCodeでマイクロビットを使い、サーボモーターの回転角度を正しく指定する方法を解説します。
1. サーボモーターの基本設定
マイクロビットを使ってサーボモーターを制御する場合、MakeCodeの「servo」ブロックを使用します。サーボモーターは、通常0度から180度の範囲で動作しますが、サーボモーターの仕様や拡張ボードによって、範囲が異なる場合があります。EF90Dというマイクロサーボは、動作範囲が180度であることが多いため、その範囲内で角度を設定する必要があります。
もし指定した角度を超えて回転し続ける場合は、サーボモーターの制御がうまくいっていない可能性があります。適切な角度を設定しても動きが異常であれば、いくつかの対処法を試すことが重要です。
2. MakeCodeの設定を確認
MakeCodeでサーボモーターを制御する際、サーボの角度を指定するブロックを使用しますが、その際に重要なのは「角度」を指定する数値です。もし、この設定が間違っていると、サーボモーターが過剰に回転してしまうことがあります。まず、サーボの角度設定範囲が0〜180度に収まるようにして、設定が間違っていないか確認してください。
また、複数のサーボモーターを使う場合、それぞれのピンを個別に指定することを確認してください。ピンの設定を間違えると、予期しない動作を引き起こすことがあります。
3. 拡張ボードとサーボモーターの接続確認
「basic:bit(elecfreaks.com) v1.8」などのサーボモータードライバーを使っている場合、サーボモーターの回転制限や電力供給が問題になることがあります。特に、電源が不十分な場合や接続が不安定な場合、サーボモーターが正しく動作しないことがあります。
サーボモーターが過剰に回転する場合、接続ケーブルを確認し、十分な電力が供給されていることを確認してください。外部電源が必要な場合は、マイクロビットから直接給電せず、別の電源を使用することを検討してください。
4. サーボモーターのキャリブレーション
サーボモーターには、個々のモーターに微妙なキャリブレーションが必要な場合があります。最初に設定した角度を正確に反映させるために、モーターのキャリブレーションを調整することをお勧めします。キャリブレーションが正しく行われていないと、指定した角度で停止せず、回転が続くことがあります。
キャリブレーションは、サーボモーターを0度または180度に設定し、その動作を何度か確認することで行えます。もし動きに問題があれば、設定を微調整してください。
5. まとめ
サーボモーターが指定した角度を超えて回転する問題は、MakeCodeでの設定やサーボモーター自体のキャリブレーション、接続の問題などが原因となることがあります。まずは設定が正しいか確認し、拡張ボードや接続の問題をチェックしましょう。また、サーボモーターのキャリブレーションを行うことで、正確な動作を得ることができます。
これらの対策を試し、問題が解決しない場合は、サポートに問い合わせて、機材に関する詳細な情報を得ることをお勧めします。


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