Vectorworks版のADS-BTで天空率計算の対象となる建物を作成する方法

Vectorworks版のADS-BTで天空率計算を行う際、対象となる建物を作成する方法について解説します。質問者のように、2D上で建物の形状や高さを入力しても、計算がうまくいかない場合の原因と解決策を詳しく説明します。

1. 建物の形状と高さの入力方法

まず、2Dビューで建物の形状を正確に描き、必要な高さを入力することが基本です。入力方法としては、ポリラインツールを使って建物の外形を描き、その後に高さを指定します。建物の高さは、オブジェクトのプロパティに追加することで設定できます。

その際、建物が適切な形状で描かれているか確認し、指定した高さが正しく入力されていることを確認してください。もし形状や高さが正確でない場合、計算がうまくいかないことがあります。

質問者が指摘された「計算」ボタンを押しても建物が登録できない問題にはいくつかの原因が考えられます。主な原因として、入力された建物の形状や高さが正しく認識されていないことが考えられます。

確認すべき点として、まず建物が「計算建物形状」に設定されているかを確認します。次に、建物の形状がポリラインや多角形ツールで描かれている場合、適切に閉じられているかを再確認してください。形状が不完全だと、計算ツールが機能しません。

また、ADS-BTの設定や環境が適切でない場合、計算が行えないことがあります。ADS-BTの設定メニューから、計算に必要な項目がすべて設定されているか確認してください。設定内容に誤りがないか、特に「天空率」計算を行う際に必要なパラメータが正しく入力されているかを再確認することが重要です。

さらに、使用しているソフトウェアが最新バージョンであることも確認してください。バージョンが古いと、バグや不具合が原因で正しく動作しない場合があります。

もし上記の確認をしても解決しない場合、Vectorworksのサポートに問い合わせるか、ユーザーフォーラムで同じ問題を抱えている他のユーザーと情報を共有してみると良いでしょう。また、ソフトウェアの再インストールや、設定をリセットして再試行することも有効です。

Vectorworks版のADS-BTで天空率計算を行う際には、建物の形状や高さの入力方法、ADS-BTの設定が重要なポイントです。問題が発生した場合は、まずは設定や入力内容を確認し、それでも解決しない場合はサポートを利用して、問題の解消を図ることをおすすめします。