Blenderでの作業中、頂点をマージした後に「変な影」や「ガタつき」が発生する問題に悩む初心者の方は多いです。この問題を解決するための手順を紹介します。
頂点マージ後の影やガタつきの原因
頂点をマージするとき、特に異なるエッジや面の接続部分において、モデルのジオメトリが崩れることがあります。この崩れが「変な影」や「ガタつき」として表れます。原因としては、頂点が適切にスムーズに接続されていないことや、法線(ノーマル)が不適切に計算されていることが考えられます。
また、スカルプモードのRelax Slideを使用しても問題が解決しない場合、他の方法を試す必要があります。
問題解決のための手順
Blenderで頂点マージ後に影やガタつきが発生した場合、いくつかの方法で修正できます。
1. 法線の再計算
まず、法線(ノーマル)の再計算を試みましょう。Blenderで法線を正しく設定することで、モデルが正しく表示されるようになります。
- 「編集モード」に入り、すべての頂点を選択します。
- 「メッシュ」>「法線」>「法線を再計算」を選択します。
これにより、法線が自動的に再計算され、ガタつきや影の問題が改善される場合があります。
2. スムースシェーディングの適用
スムースシェーディングを使用することで、面の間に現れる硬いエッジや影を滑らかにすることができます。
- 編集モードで全ての面を選択し、「右クリック」から「スムースシェーディング」を選択します。
これにより、モデルの表面が滑らかになり、影の問題が軽減されることがあります。
3. マージ後の頂点の微調整
頂点をマージした後に、手動で頂点やエッジを微調整することも有効です。特に、変な形になった部分の頂点を手動で選択し、位置を調整することで改善できます。
- 「編集モード」で頂点を選択し、移動ツールを使って手動で微調整します。
他のオプション
もしこれらの方法で解決しない場合、他にも以下のオプションを試すことができます。
1. モディファイアを使う
「サブディビジョンサーフェス」モディファイアを使用することで、モデルのジオメトリを滑らかにすることができます。このモディファイアは、頂点数を増やして滑らかな曲線を作るのに役立ちます。
2. スカルプモードのリセット
スカルプモードの設定をリセットしてみましょう。スカルプモードで「Relax Slide」を使用する際に形が崩れることがあります。その場合、スカルプモードでリセットを行ってから、再度調整を試みます。
まとめ
Blenderでの頂点マージ後の影やガタつきは、法線の再計算やスムースシェーディング、手動での微調整によって解決できる場合があります。また、モディファイアやスカルプモードのリセットも有効な手段です。これらの手法を試し、きれいな仕上がりを目指しましょう。


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