PowerPointで作成したプレゼン資料をPDFにエクスポートすると、画像にカーソルを当てると参照元の情報が表示される問題が発生することがあります。この問題は、Microsoft 365を使用している場合に特に見られます。この記事では、参照元が表示されないようにする方法について詳しく解説します。
PowerPointからPDFにエクスポートする際の問題
PowerPointで作成したプレゼンテーションをPDFにエクスポートすると、画像にリンクが埋め込まれることがあります。このリンクには、画像が元々保存されていたURLや参照元が含まれており、PDFでカーソルを当てるとその情報が表示されてしまうことがあります。
これにより、プレゼン資料を配布した際に、参照元が不適切に公開されることがあるため、注意が必要です。特に、ネット上の画像をコピー＆ペーストで貼り付けた場合、PDFに変換した際に参照元が表示されてしまうことがよくあります。
参照元の情報を非表示にする方法
参照元が表示されないようにするには、いくつかの方法があります。以下では、簡単にできる方法をご紹介します。
1. 画像を圧縮してリンクを削除する
PowerPointでは、画像を挿入した際に自動的にリンクが埋め込まれることがあります。画像を圧縮することで、画像のリンクを削除することができます。
画像を選択した後、「図ツール」→「書式」→「画像の圧縮」をクリックします。「解像度を設定」するオプションが表示されるので、「ウェブ用の解像度」を選んで「リンクを削除」することを確認します。
2. 画像をファイルとして挿入する
ネット上の画像をコピー＆ペーストで貼り付けるのではなく、画像を一度自分のパソコンに保存し、その画像ファイルを挿入する方法も効果的です。これにより、参照元がPDFに埋め込まれるのを防げます。
画像をファイルとして挿入するには、「挿入」→「画像」→「このデバイスから」を選び、画像を指定して挿入します。
PDFエクスポートの設定を見直す
PowerPointからPDFをエクスポートする際、設定を変更することで参照元が表示されないようにすることができます。次の手順でPDFエクスポート設定を確認し、適切な設定を行いましょう。
1. PDFのエクスポート設定を変更する
PowerPointの「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XPSの作成」を選択した後、「オプション」ボタンをクリックします。「PDFオプション」で「画像を圧縮する」や「リンクを保持しない」オプションを選択することができます。これにより、PDFにリンクが含まれず、参照元の情報が表示されないようになります。
2. PDF作成時に「ハイパーリンク」を無効にする
PowerPointには、PDF作成時にハイパーリンクを無効にするオプションがあります。これを利用することで、リンクが含まれることを防げます。
まとめ
PowerPointからPDFにエクスポートする際に参照元が表示される問題は、画像の挿入方法やPDFエクスポート時の設定で解決できます。ネット上の画像をコピー＆ペーストで使用する代わりに、画像ファイルとして挿入し、PDFエクスポート時にリンクや参照元を削除する設定を行いましょう。これらの方法を実践することで、より安全で清潔なPDFプレゼン資料を作成することができます。
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