VBAを使って、シート全体の書体を変更したり、特定の列(B列、C列、E列)を非表示にしたり表示したりすることは、Excelを効率的に使いこなすために役立つテクニックです。この記事では、初心者向けにその方法を具体的に解説します。
1. シート全体の書体を変更する方法
まずは、シート全体の書体を「游ゴシック」から「MS Pゴシック」に変更する方法です。これにはVBAコードを使って、シート内のすべてのセルのフォントを指定します。以下のコードをVBAエディタに追加してください。
Sub ChangeFont()
With ActiveSheet.Cells
.Font.Name = "MS Pゴシック"
.Font.Size = 12
End With
End Sub
このコードでは、シートのすべてのセルのフォントを「MS Pゴシック」、サイズを12に変更します。これを実行すると、シート全体の書体が変更されます。
2. B列、C列、E列の非表示と表示を切り替える
次に、指定した列(B列、C列、E列)をボタン1つで非表示にしたり表示したりする方法です。これには、VBAの「Rows.Hidden」プロパティを使用します。以下のコードをVBAエディタに追加してください。
Dim IsHidden As Boolean
Sub ToggleColumns()
If IsHidden Then
Columns("B:B").Hidden = False
Columns("C:C").Hidden = False
Columns("E:E").Hidden = False
IsHidden = False
Else
Columns("B:B").Hidden = True
Columns("C:C").Hidden = True
Columns("E:E").Hidden = True
IsHidden = True
End If
End Sub
このコードでは、ボタンをクリックすると、B列、C列、E列が非表示になったり、再度表示されたりします。最初はすべての列が表示されており、ボタンをクリックすると非表示になり、もう一度クリックすると再表示される仕組みです。
3. ボタンを作成してコードを実行する
最後に、上記のVBAコードをボタンに割り当てる方法を説明します。Excelシートにボタンを追加し、クリック時に先ほど作成したVBAコードを実行できるようにします。次の手順に従ってください。
- Excelの「開発」タブから「挿入」を選択し、「フォームコントロール」から「ボタン」を選択します。
- シートにボタンを配置し、「マクロの登録」ダイアログが表示されたら、先ほど作成した「ToggleColumns」マクロを選択します。
- ボタンをクリックすると、B列、C列、E列の表示/非表示が切り替わります。
4. まとめ
VBAを使って、シート全体の書体を変更し、特定の列を非表示にしたり表示したりする方法について解説しました。これにより、Excelの作業効率を大幅に向上させることができます。ボタンを使って簡単に操作できるようになるので、ぜひ試してみてください。
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