Excelで部分一致するセルに色を付ける方法と実践例

Excelのリスト内で部分一致する文字列を見つけ、そのセルに色を付ける方法を紹介します。特定の数字や文字に関わらず、部分一致を対象に色を付けることで、リストの中から簡単に必要なデータを特定できます。この記事では、Excelで部分一致のセルに色を付ける手順をわかりやすく解説します。

1. 部分一致を使った条件付き書式の基本

Excelでセル内の文字列が別のリストに部分一致する場合、そのセルに色を付ける方法は「条件付き書式」を使うことで実現できます。まず、条件付き書式を使う基本的な手順を理解しましょう。

1. Excelを開き、色を付けたいセルを選択します。

2. 「ホーム」タブにある「条件付き書式」をクリックし、「新しいルール」を選択します。

3. 「セルの書式設定ルール」の中から「指定の値を含むセル」を選びます。

部分一致を使用するためには、条件付き書式のルールで「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。次に、数式を使って部分一致の条件を設定します。

例えば、ExcelシートAの列にリストがあり、シートBの列にその部分一致する文字列を探す場合、以下のような数式を入力します。

=ISNUMBER(SEARCH(A1, B1))

この数式は、セルA1の内容がセルB1に含まれている場合に真（TRUE）を返し、そのセルに設定した色が反映されます。

部分一致を他のセル範囲にも適用する場合、数式のセル参照を調整することで簡単に範囲を広げることができます。例えば、シートAのリストとシートBの複数の列に対して部分一致を設定したい場合、数式内でセル参照を相対参照にすることが重要です。

例えば、次のように数式を設定することで、シートAの全列に対して検索を実行できます。

=ISNUMBER(SEARCH($A$1, B1))

これにより、シートAの全てのセルがシートBのセルと部分一致するかどうかを確認できます。

複数の条件で部分一致を適用したい場合、条件付き書式の数式で複数の「SEARCH」関数を組み合わせて使用することができます。

例えば、セルA1の文字列とセルA2の文字列がそれぞれシートBのセルに部分一致している場合、次のような数式を使います。

=AND(ISNUMBER(SEARCH($A$1, B1)), ISNUMBER(SEARCH($A$2, B1)))

この方法を使うことで、複数の条件に合致するセルに対して色を付けることができます。

部分一致が正しく適用されているかを確認するために、設定した条件付き書式のプレビュー機能を使うことができます。条件付き書式を設定した後、セル内に部分一致する文字列が含まれていれば、そのセルに色が付きます。

また、条件付き書式を設定後に「書式ルールの管理」からルールの確認や編集ができるので、設定内容を後から変更したり、不要なルールを削除したりすることも可能です。

Excelで部分一致するセルに色を付ける方法は、条件付き書式と数式を組み合わせることで簡単に実現できます。部分一致を活用することで、リスト内のデータを迅速に識別し、視覚的に強調することができます。

条件付き書式を使うことで、特定の文字列が含まれるセルを自動的にハイライトできます。これにより、リスト内で同じ文字列を含む項目を簡単に見つけることができ、作業効率が大幅に向上します。