Wordを起動してすぐにクラッシュしてしまう問題は、多くのWindows 10ユーザーが経験している一般的なトラブルです。この問題が発生すると、ファイルを開いてもすぐにアプリケーションが閉じてしまい、作業を続けることができません。この記事では、Wordがクラッシュする原因とその解決策について詳しく解説します。
Wordがクラッシュする原因とは?
Wordが起動直後にクラッシュする原因は多岐にわたります。主な原因としては、以下のようなものがあります。
- アドインの不具合:Wordのアドインが原因でクラッシュすることがあります。特にサードパーティ製のアドインが影響を与えることが多いです。
- 破損したユーザープロファイル:Wordのユーザー設定ファイルが破損している場合、正常に起動しないことがあります。
- Wordの設定やテンプレートの問題:設定やテンプレートが不正であると、アプリケーションがクラッシュする可能性があります。
- システムの互換性問題:最新のWindows 10アップデートやOffice 2016の互換性に問題がある場合、Wordが不安定になることがあります。
解決策1:アドインの無効化
アドインが原因でWordがクラッシュする場合、セーフモードで起動して問題を特定することができます。セーフモードで起動するには、次の手順を試してください。
- [Windows]キー + [R]を押し、「winword.exe /safe」と入力してEnterを押します。
- セーフモードでWordが正常に起動する場合、問題のアドインが原因であることがわかります。
- 「ファイル」>「オプション」>「アドイン」から、不要なアドインを無効にしてください。
解決策2:破損したユーザープロファイルの修復
Wordのユーザープロファイルが破損している場合、プロファイルを新しく作成することで問題が解決することがあります。新しいユーザープロファイルを作成する手順は以下の通りです。
- 「設定」>「アカウント」>「ユーザー情報」で新しいアカウントを作成します。
- 新しいアカウントでWordを起動して、問題が解決されたか確認します。
- 問題が解決された場合、古いユーザープロファイルを削除することを検討します。
解決策3:Wordの設定のリセット
Wordの設定やテンプレートが原因でクラッシュする場合、設定をリセットすることで解決できることがあります。設定をリセットするには、次の手順を試してください。
- 「ファイル」>「オプション」>「詳細設定」から、設定をデフォルトに戻します。
- 「テンプレート」フォルダにある「Normal.dotm」ファイルを削除して、Wordを再起動します。
解決策4:Office 2016の修復
Officeのインストールが破損している可能性があるため、Officeを修復することが有効です。Office 2016を修復するには、以下の手順を実行してください。
- 「コントロールパネル」>「プログラムと機能」から、Office 2016を選択します。
- 「変更」をクリックし、修復オプションを選択します。
- 修復が完了した後、Wordを再起動して問題が解決したか確認します。
解決策5:WindowsとOfficeの更新を確認
WindowsやOfficeの更新が未適用の場合、ソフトウェアの不具合が発生することがあります。最新の更新プログラムを適用するためには、次の手順を実行してください。
- 「設定」>「更新とセキュリティ」から、Windows Updateを確認し、最新の更新プログラムをインストールします。
- Officeの「ファイル」>「アカウント」>「更新オプション」から、Officeの最新の更新プログラムを確認してインストールします。
まとめ
Wordが起動直後にクラッシュする問題には、アドインの無効化、ユーザープロファイルの修復、設定のリセット、Officeの修復、そしてWindowsとOfficeの更新が有効な解決策です。これらの手順を試すことで、正常にWordを使用できるようになるはずです。もし問題が解決しない場合は、Microsoftのサポートに問い合わせてみましょう。
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