Linux Mintで空きファイルを乱数で上書きする方法|簡単な手順でデータを安全に消去

Linux系

Linux Mintで空きファイルを乱数で上書きしたい場合、簡単なコマンドを使用することで、セキュアに空き領域を消去することができます。この記事では、Ctrl+Alt+Tでターミナルを開いた後に実行すべきコマンドを具体的に解説します。

空き領域の上書きとは?

空き領域の上書きとは、ファイルを削除した後に、その領域にランダムなデータを上書きすることを指します。これにより、削除したファイルのデータが復元されるリスクを防ぎます。Linuxでは「shred」や「dd」などのコマンドを使ってこの処理を行うことができます。

Ctrl+Alt+Tでターミナルを開こう

まず最初に、Ctrl+Alt+Tを押してターミナルを開きます。ターミナルはLinux Mintで様々なコマンドを実行するためのインターフェースで、空き領域の上書きにも使用します。

ターミナルを開いたら、次にどのコマンドを使って乱数で上書きするかを決めます。

空き領域に乱数を上書きする方法

空き領域を乱数で上書きする最も一般的な方法は、以下の「dd」コマンドを使用することです。

sudo dd if=/dev/urandom of=/tmp/randomfile bs=1M

このコマンドでは、/dev/urandomというランダムデータのソースから、1MBずつランダムなデータを/tmp/randomfileというファイルに書き込んでいきます。

実行後、必要ない場合は「randomfile」を削除します。

shredコマンドを使った方法

また、shredコマンドを使用して空き領域に乱数を書き込む方法もあります。shredはファイルを安全に削除するためのツールですが、空き領域にも同じように乱数を上書きすることができます。

sudo shred -vzn 3 /tmp/randomfile

ここで、-vは進行状況の表示、-zは最後にゼロで上書き、-n 3は3回の上書きを意味します。これにより、セキュアなデータ消去が可能になります。

空き領域を完全に上書きするための注意点

空き領域を完全に上書きするには、空き領域が十分に大きいことを確認する必要があります。また、上書き後は不要なファイルを削除して、ディスクの空き容量を確保しましょう。

上書きする際には、コマンドが完了するまで待つ必要があり、時間がかかることがありますので、余裕を持って実行することをおすすめします。

まとめ

Linux Mintで空きファイルを乱数で上書きする方法について解説しました。Ctrl+Alt+Tでターミナルを開き、「dd」や「shred」コマンドを使用することで、簡単に空き領域を乱数で上書きし、安全にデータを消去することができます。セキュリティを重視する方には、この方法を取り入れて、データ消去を行うことをお勧めします。

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