Excelで取引先から送られてきたデータを開こうとした際、「保護ビュー」で開けないという問題が発生することがあります。この問題の解決方法について、特に「トラストセンター」の設定に関する質問が多く寄せられています。今回は、この問題に対する解決策と、それに伴う設定の注意点について詳しく解説します。
1. Excelの「保護ビュー」とは?
「保護ビュー」は、Excelがインターネットからダウンロードしたファイルや、添付ファイルの中にウィルスが含まれている可能性がある場合に、自動的に有効になるセキュリティ機能です。この機能は、ユーザーが意図しない危険な内容を開かないように守るためのものです。しかし、時には必要なファイルまで開けないことがあります。
2. トラストセンターで「保護ビュー」の設定を変更する方法
Excelで「保護ビュー」を無効にするには、以下の手順で設定を変更できます。
- Excelを開き、[ファイル] > [オプション] を選択。
- [トラストセンター] > [トラストセンターの設定] をクリック。
- [保護ビュー] セクションで、3つのチェックボックスのいずれかを無効にすることで、「保護ビュー」の設定を変更できます。
これで、外部から受け取ったExcelファイルを開けるようになりますが、セキュリティリスクがあるため、注意が必要です。
3. 「保護ビュー」の設定を外したままで問題ないか?
(A)「トラストセンター」の設定で「保護ビュー」のチェックを外したままで問題ないか?という質問に対する答えは、状況によります。一般的には、ウィルスのリスクを減らすためにも、必要がない場合には「保護ビュー」の設定を無効にしない方が良いとされています。特にインターネット経由でダウンロードしたファイルにはウィルスが含まれている可能性があるため、注意が必要です。
そのため、安全性を確保するためには、作業後に設定を元に戻すことをお勧めします。
4. 設定を元に戻すべきか?
(B)の作業が手間になることは理解できますが、安全性を最優先に考えた場合、ファイルを編集した後に「保護ビュー」の設定を戻すのが最も安全です。特にファイルの内容が確実に信頼できるものでない限り、「保護ビュー」をオフにしたまま使用するのは避けるべきです。
5. まとめ
Excelの「保護ビュー」はセキュリティ機能として非常に重要ですが、作業上で必要なファイルを開けるためには設定を調整する必要があります。安全性を確保しつつ作業を進めるためには、ファイルを開いた後に設定を元に戻すことが推奨されます。常にウィルス対策を意識して作業を行い、設定を適切に管理しましょう。
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