DaVinci Resolveで、メディアプールの動画を再生すると音が正常に聞こえるのに、タイムラインで再生すると音が小さくなるという問題が発生することがあります。この記事では、この問題を解決する方法について詳しく解説します。
音量の問題の原因
この問題の主な原因は、DaVinci Resolveのタイムラインで使用されている音声トラックの音量設定や、ソフトウェアの設定にあります。メディアプールでの再生では、音量設定が適切に適用されている場合が多いため、音が正常に聞こえます。しかし、タイムラインで再生すると、音声トラックやマスターフェーダーの設定が影響を与えて音量が小さくなってしまうことがあります。
また、オーディオのフェーダー設定やインターフェースに接続された外部デバイスの影響も考えられます。
音量の確認と調整
まず、音声トラックとマスターフェーダーの音量設定を確認しましょう。タイムラインで音量が小さくなっている場合、次の手順で調整できます。
- タイムライン上の音声トラックの右側にある「オーディオ」セクションを確認します。
- オーディオトラックごとに設定されているフェーダー(音量スライダー)が適切か確認し、必要に応じて音量を調整します。
- マスターフェーダーが下がっている場合も、音が小さくなる原因となるので、マスターフェーダーの音量も確認しましょう。
これらの調整を行うことで、タイムラインでの音量問題を解決できる場合があります。
オーディオインターフェースやデバイスの設定確認
もし外部のオーディオインターフェースやスピーカーを使用している場合、それらの設定を確認することも重要です。DaVinci Resolveの音量が正常でも、外部デバイスの音量設定が影響していることがあります。
確認方法は次の通りです。
- オーディオインターフェースやPCの音量設定を確認し、音量が適切に設定されているかを確認します。
- 場合によっては、外部デバイスの音量を手動で調整する必要があるかもしれません。
オーディオ設定のリセット
もし音量設定を調整しても問題が解決しない場合、DaVinci Resolveのオーディオ設定をリセットしてみると効果があります。オーディオ設定のリセット方法は次の通りです。
- 「DaVinci Resolve」メニューから「設定」を選択します。
- 「オーディオI/O」の設定を確認し、必要に応じてデバイス設定をリセットします。
- その後、DaVinci Resolveを再起動して問題が解決するか確認します。
まとめ
DaVinci Resolveでタイムライン再生時に音が小さくなる問題は、音量設定やオーディオインターフェースの設定が原因であることが多いです。音声トラックやマスターフェーダーを調整し、外部デバイスの音量設定を確認することで解決できる場合があります。さらに、オーディオ設定をリセットすることで問題が解決することもあります。これらの方法を試して、快適な作業環境を整えましょう。


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