InDesignの文字組アキ量設定で固定候補値以外の任意数値を使用する方法

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InDesignでの文字組アキ量設定において、デフォルトの固定候補値以外の任意の数値を設定したい場合があります。この設定がどのように行われているのか、またその設定を維持する方法について詳しく解説します。

InDesignの文字組アキ量設定とは?

InDesignの文字組み機能では、文字間の間隔(アキ量)を調整することができます。アキ量は、文書の視覚的なバランスを保つために重要な要素です。通常、文字組のアキ量設定は「固定候補値」から選択されますが、特定のプロジェクトでは任意の数値を設定したい場合もあります。

この記事では、InDesignで表示される固定候補値以外のアキ量をどのように設定するかについて解説します。

任意のアキ量を設定する方法

InDesignでは、アキ量を「基本設定」のポップアップウィンドウから設定することができます。通常、ここにはいくつかの固定候補値(例えば、20%、30%など)が表示されますが、任意の数値を設定することも可能です。

1. 文字組み設定を開く
まず、InDesignを開き、「文字」>「文字組み」メニューから「アキ量設定」を選びます。

2. アキ量の入力
アキ量設定のポップアップウィンドウが表示されると、そこで任意の数値を入力できます。固定候補値を選択するのではなく、カスタムのアキ量(例えば「20%」の代わりに「25%」)を入力することで、自由に設定できます。

3. 設定を保持する方法
この設定を行った場合、他の固定候補値を選択すると、このカスタム設定は消えてしまうことがあります。そのため、設定を維持するためには、カスタムアキ量を設定後、ドキュメントを保存する際に注意が必要です。ドキュメントを開くたびにこの設定が復元されるようにするには、環境設定を調整する必要があります。

スクリプトやプラグインの活用

質問者が言及したように、プラグインやスクリプトを使って設定を変更する方法もあります。これに関しては、InDesignのスクリプト機能を活用することで、より高度な設定や自動化が可能です。しかし、標準の設定だけでは固定候補値以外の数値が保存されないこともあるため、スクリプトで自動的にアキ量設定を行う方法が有効です。

スクリプトを利用する
スクリプトを使ってアキ量を設定する方法については、Adobeの公式フォーラムやInDesignの開発者向けの資料を参照すると、具体的なコードを確認できます。これにより、毎回手動で設定を変更する手間を省けます。

まとめ

InDesignで固定候補値以外の任意の数値を設定する方法は、基本的な文字組み設定の変更を通じて実現できます。しかし、この設定は他の固定候補値に変更すると失われるため、スクリプトやプラグインを活用することで、より効率的にこの設定を維持することができます。高度なカスタマイズを必要とする場合は、InDesignのスクリプト機能を利用するのが最適です。

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