Excelを使って商品の注文書を作成し、合計金額から指定した割引率を一つの表で選んで適用する方法を紹介します。これにより、効率よく価格計算を行うことができます。
1. 基本的な注文書の作成
まずは基本的な注文書のテンプレートを作成します。商品名、単価、数量、合計金額などを入力する欄を設けて、それらを計算できるようにします。
例えば、商品名が「A商品」、単価が1000円、数量が2個の場合、セルに次のように入力します。
=B2*C2
ここでは、B2に単価、C2に数量を入力し、D2で合計金額が計算されます。
2. 割引率を選ぶリストを作成
次に、割引率を選べるリストを作成します。「10%」「20%」「30%」の割引を選べるようにするため、Excelの「データの入力規則」機能を使ってリストを作成します。
入力規則を設定する手順は次の通りです。
- 割引を入力したいセルを選択
- 「データ」タブから「データの入力規則」を選択
- 「設定」タブで「リスト」を選択し、リストの項目として「10%、20%、30%」と入力
- OKをクリックしてリストを作成
3. 割引計算の数式を作成
割引を選んだら、その割引額を計算するための数式を作成します。例えば、合計金額がD2セルに入っている場合、割引率がE2セルに入力されていると仮定すると、次のように数式を入力します。
=D2*(1-VALUE(E2)/100)
これにより、指定された割引率に基づいて、新しい合計金額が計算されます。
4. 最終的な価格を表示
最後に、割引後の合計金額を表示するセルを設けて、割引を反映させた価格を表示します。このセルには、上記の数式を入力し、割引後の価格がリアルタイムで更新されるようになります。
これで、注文書に入力された割引率を基に、簡単に価格を計算できる注文書が完成します。
まとめ
Excelを使って商品の注文書を作成し、割引率を一つの表で選べるようにする方法を紹介しました。データの入力規則と数式をうまく活用することで、効率よく計算できる注文書を作成できます。


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