Bubbleを使ってノーコードでアプリを開発する際、注文が入るたびに料理の「回数」を+1する処理をワークフローで設定することは重要です。しかし、初めてワークフローを設定する場合、「Make changes to thing」をどのように使えばいいのか分かりにくいことがあります。本記事では、Bubbleで料理の回数を+1するワークフローを正しく設定する方法を解説します。
Bubbleのデータベース構造を確認
まず、データベースの構造が正しく設定されているかを確認しましょう。今回のケースでは、以下のようなデータベース設計が必要です。
1. 料理のデータタイプ
「料理」データタイプには、少なくとも以下の2つのフィールドが必要です。
- 料理名 (name): 料理の名前を保存するテキストフィールド
- 回数 (count): 料理が注文された回数を保存する数値フィールド(初期値は0)
2. 注文データの作成(オプション)
もし、注文履歴を保存する場合は「注文」データタイプを作成し、「料理」データタイプと紐づけて管理すると便利です。
ワークフローの設定手順
注文が入ったときに、対応する料理の「回数」を+1するには、Bubbleのワークフローで「Make changes to thing」を使います。以下の手順で設定してみましょう。
1. ボタンのクリックイベントを設定
注文ボタンを作成し、そのボタンをクリックしたときにワークフローを実行するように設定します。
- 「Add Workflow(ワークフローを追加)」を開く
- 「When Button Order is clicked(注文ボタンがクリックされたとき)」を選択
2. Make changes to thing で回数を増やす
注文ボタンがクリックされたら、料理の「回数」を+1するように設定します。
- 「Actions」から「Make changes to a thing(データの変更)」を選択
- 「Thing to change(変更するデータ)」を「Current cell’s 料理」に設定(リピーティンググループ内の場合)
- 「count」の値を「Current cell’s 料理’s count + 1」に設定
- ワークフローを保存
これで、注文が入るたびに料理の回数が増えていくようになります。
リピーティンググループを活用した注文システム
複数の料理が一覧表示されている場合は、「リピーティンググループ(Repeating Group)」を利用すると便利です。
1. リピーティンググループを作成
リピーティンググループを使って、データベースに保存されている料理のリストを表示します。
- 「Repeating Group」を追加
- 「Type of content」を「料理」に設定
- 「Data source」を「Do a search for 料理」に設定
これにより、データベースに登録された料理リストが画面上に表示されます。
2. 各料理の横に「注文ボタン」を追加
リピーティンググループの各セル内に「注文」ボタンを追加し、先ほどのワークフローを適用することで、個別の料理ごとに「回数」を更新できます。
データの更新をリアルタイムで反映
データが更新されたことをユーザーに分かりやすくするために、リアルタイムで反映されるように設定しましょう。
- 「Repeating Group」のデータソースを「Do a search for 料理」に設定しておく
- 「Make changes to a thing」を実行した後、ページ全体を更新しなくてもリストが自動的に更新される
これにより、注文が入るたびに「回数」がリアルタイムで変化し、ユーザーにとって分かりやすいインターフェースになります。
まとめ:Bubbleで注文時に料理の回数を+1する方法
Bubbleで注文時に料理の「回数」を増やすには、以下の手順を踏むことで簡単に実装できます。
- データベースに「料理」データタイプを作成し、「回数」フィールドを追加
- 注文ボタンをクリックしたときに「Make changes to thing」を使って回数を+1
- リピーティンググループを活用して、料理のリストと注文ボタンを作成
- リアルタイムでデータが更新されるように設定
このワークフローを設定することで、ノーコードでも直感的にデータの更新を管理できるようになります。Bubbleの機能を活用して、さらに便利なアプリを作成していきましょう!
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