もし今のパソコンやスマートフォンの機能を60年前に実現しようとした場合、当時の技術水準ではどれほどの大きさの装置が必要だったかを考えてみます。1960年代のコンピュータ技術は、真空管や初期のトランジスタを使った大型機が中心でした。
当時のコンピュータ技術の特徴
1960年代初期のコンピュータは、メモリや演算装置を構成する部品が非常に大きく、また冷却や電力供給の面でも大規模な設備が必要でした。真空管式の機械では、数百~数千本の真空管と巨大な電源ユニットが必要でした。
例として、IBM 7090やUNIVACなどの大型コンピュータは、複数の部屋に分けて設置されることもありました。
現代のパソコン・スマホの機能を実現するには
スマートフォン1台に含まれる演算能力やストレージ容量を、1960年代の技術で構築すると、真空管や磁気コアメモリを大量に組み合わせる必要がありました。CPU演算やRAM容量を再現するだけで、部屋一つ分以上の大きさになったと考えられます。
加えて、グラフィック表示や通信機能、バッテリー駆動を実現するには、さらに補助装置や冷却設備が必要でした。
サイズのイメージ
このことから、現代のスマホやPCを1960年代の技術で構築すると、6~8畳の部屋に収まる小型機では到底不可能で、学校の教室や体育館規模の巨大装置になったと考えられます。
実際、当時の国産や海外の大型コンピュータは、教室1~2室分のスペースを占めることが一般的でした。
まとめ
まとめると、60年前に今のパソコンやスマホの機能を実現しようとすると、その装置は少なくとも学校の教室規模、場合によっては体育館規模の大きさになったと考えられます。現代の技術の小型化・高集積化がいかに進んでいるかがわかる例です。

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