大学の卒業論文でp5.jsを使用したいと考えている方へ、視覚表現やインタラクティブアートをテーマにした実践的なアイデアをご紹介します。p5.jsは、JavaScriptをベースにしたクリエイティブコーディングのライブラリで、アート、デザイン、教育など多岐にわたる分野で活用されています。以下に、卒論に適した具体的なテーマ案をいくつか挙げてみました。
1. 音楽と連動したビジュアライゼーションの制作
音楽のビートや周波数に応じて動的に変化するビジュアルをp5.jsで制作することで、視覚と聴覚の融合を探求できます。例えば、Sonic Piとp5.jsを組み合わせて、リアルタイムで音楽に反応するビジュアライザーを開発することが考えられます。これにより、音楽と視覚芸術の相互作用を深く理解することができます。
2. インタラクティブなデータビジュアライゼーションの構築
社会的、環境的、または経済的なデータを視覚的に表現し、ユーザーがインタラクションを通じてデータの変化を体験できるインタラクティブなビジュアライゼーションを作成することができます。これにより、データの理解を深め、視覚的なストーリーテリングの手法を探求することができます。
3. アルゴリズムによる生成アートの研究
p5.jsを使用して、フラクタル、セル・オートマトン、L-systemなどのアルゴリズムを実装し、生成されるアート作品を分析する研究を行うことができます。これにより、数学的な構造と芸術的な表現の関係を探ることができます。
4. p5.jsを用いた教育ツールの開発
プログラミング教育や数学教育のためのインタラクティブな教材をp5.jsで開発し、その効果を評価する研究を行うことができます。例えば、p5.jsを使用して、視覚的に数学的概念を示すツールを作成し、学習者の理解度を向上させる方法を探求することができます。
5. p5.jsを使用したユーザーインターフェースのデザインと評価
p5.jsを使用して、ユーザーインターフェースのプロトタイプを作成し、その使いやすさやユーザー体験を評価する研究を行うことができます。これにより、インタラクティブなデザインの原則と実践を探求することができます。
これらのテーマは、p5.jsの機能を活用し、視覚芸術、デザイン、教育などの分野での応用を探るものです。卒論のテーマ選定にあたり、興味や専門分野に合わせてこれらのアイデアを参考にしてみてください。


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