Aterm-Buffaloルーター構成における静的ルーティングの設定方法

ネットワーク技術

家庭やオフィスで複数のルーターを使用する場合、ネットワーク間の通信を可能にするために静的ルーティングの設定が必要になることがあります。本記事では、AtermとBuffaloのルーターを使用したネットワーク構成における静的ルーティングの設定方法を解説します。

1. ネットワーク構成の確認

今回のネットワーク構成は以下の通りです。

  • メインルーター(Aterm): 192.168.0.1
  • サブルーター(Buffalo): 192.168.0.2(WAN側)、192.168.11.1(LAN側)
  • 目的:192.168.0.0/24(Atermのネットワーク)から192.168.11.0/24(Buffaloのネットワーク)への通信を可能にする

2. Aterm側の静的ルーティング設定

Atermの管理画面にログインし、以下の設定を追加します。

  • 宛先ネットワーク:192.168.11.0/24
  • ゲートウェイアドレス:192.168.0.2
  • サブネットマスク:255.255.255.0

これにより、Atermは192.168.11.0/24のネットワークへのパケットをBuffaloルーター(192.168.0.2)に転送するようになります。

3. Buffalo側の静的ルーティング設定

Buffaloの管理画面にログインし、以下の設定を行います。

  • 宛先ネットワーク:192.168.0.0/24
  • ゲートウェイアドレス:192.168.0.1
  • サブネットマスク:255.255.255.0
  • メトリック:1(デフォルトで問題なし)

これにより、Buffalo側のネットワーク(192.168.11.0/24)からAtermのネットワーク(192.168.0.0/24)へ適切にルーティングされます。

4. 追加設定と確認

ルーターの設定後、以下のポイントを確認してください。

  • DHCPの設定: BuffaloルーターがDHCPサーバーとして動作する場合、クライアントが適切なゲートウェイを受け取るように設定します。
  • ファイアウォールの設定: ルーターのファイアウォールが通信をブロックしていないか確認してください。
  • テスト: 各ネットワーク間でpingを実行し、通信が通るかをチェックします。

5. まとめ

今回のAtermとBuffaloのルーター構成では、静的ルーティングの設定を行うことで異なるサブネット間の通信を実現できます。各ルーターの設定を適切に行い、必要に応じてファイアウォールの調整やテストを行うことで、安定したネットワーク接続が可能になります。

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