Microsoft Accessで#Num!や#Div/0!エラーを任意の文字に変える方法

Microsoft Access

Microsoft Accessで計算式を使用している際、#Num!や#Div/0!エラーが発生することがあります。これらのエラーを任意の文字(例えば、0%や999%など)に変換する方法について解説します。

#Num!や#Div/0!エラーとは

Microsoft Accessで計算式を使用している際、特定の条件で「#Num!」や「#Div/0!」のエラーが表示されることがあります。これらのエラーは、主に次のようなケースで発生します。

  • #Num!: 数学的なエラーが発生した場合。
  • #Div/0!: 0で割る計算が行われた場合。

例えば、実績数が0で予定数も0の場合や、実績数が100で予定数が0の場合などが該当します。

エラーを任意の文字に変換する方法

これらのエラーを任意の文字に置き換えるには、Accessのクエリ内で「IIf」関数を使用します。この関数を使うことで、エラーが発生した場合に別の値を表示させることができます。

以下のような式を使って、#Num!や#Div/0!エラーを「0%」や「999%」に置き換えることができます。

IIf([予定数]=0 And [実績数]=0, '0%', IIf([予定数]=0, '999%', ([実績数]/[予定数])*100 & '%'))

この式では、以下のように動作します。

  • 実績数 0 / 予定数 0: 0%を返す。
  • 実績数 100 / 予定数 0: 999%を返す。
  • それ以外の場合: 実績数と予定数の比率をパーセントで表示します。

IIf関数を活用したエラー処理

「IIf」関数は、条件に応じて異なる結果を返すことができる非常に便利な関数です。この関数を使うことで、エラー処理を柔軟に行うことができます。

上記の式は、複数の条件を入れ子にすることも可能であり、エラーを検出して任意のメッセージを返すことができます。例えば、エラーの代わりに「データなし」や「計算不可」といった文字を返すこともできます。

まとめ

Microsoft Accessで#Num!や#Div/0!のエラーを任意の文字に変換するには、「IIf」関数を使ってエラー処理を行うことが有効です。これにより、エラーが発生した場合でも、より意味のある結果を表示することができ、レポートや集計作業をスムーズに進めることができます。

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