PCにm.2 SSDを追加した後にWindowsが起動しない問題の対処法

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PCに新たにm.2 SSDを追加した後、BIOS画面でm.2 SSDしか表示されなくなり、従来のSATA SSDからWindowsが起動しなくなるという問題が発生することがあります。この記事では、この問題の原因と解決方法について詳しく解説します。

問題の原因:BIOSのブート設定

m.2 SSDを追加したことで、BIOSのブートオプションが変更され、m.2 SSDが優先的に選択されるようになった可能性があります。PCはm.2 SSDを最初の起動ディスクとして認識し、SATA SSDが表示されないことが原因です。この場合、Windowsはm.2 SSDから起動しようとして失敗します。

また、SATA SSDが正しく接続されていないか、BIOSがSATAポートを無効化している場合もあります。これらの設定を確認し、修正することで問題が解決することがあります。

対処法1:BIOS設定の確認と修正

まず、PCを起動し、BIOS画面に入ります。多くのPCでは、PCを起動する際に「DEL」キーや「F2」キーを押すことでBIOSにアクセスできます。

BIOS設定内で「Boot Option」や「Boot Priority」セクションを探し、SATA SSDを起動ディスクとして設定します。通常、SATA SSDを「Boot Option#1」として設定し、m.2 SSDを「Boot Option#2」に設定することができます。この設定を変更し、保存して再起動すれば、SATA SSDからWindowsが起動するようになるはずです。

対処法2:SATAポート設定の確認

BIOS内の「SATA Configuration」や「SATA Mode」を確認して、SATAポートが「Enabled」になっていることを確認してください。もし「Disabled」になっていた場合、SATA SSDが認識されないため、これを「Enabled」に変更します。

また、SATA SSDが接続されているポートが正しく認識されているかも確認しましょう。場合によっては、異なるポートに接続してみることで問題が解決することもあります。

対処法3:ブートマネージャの修復

もしBIOSの設定を変更しても問題が解決しない場合、Windowsのブートマネージャが壊れている可能性があります。この場合、Windowsの修復ツールを使用して、ブートレコードを修復する必要があります。

Windowsインストールメディア(USBまたはDVD)を使用してPCを起動し、「修復する」オプションを選択します。次に、「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択し、次のコマンドを入力します。

bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot

これでブートレコードが修復され、SATA SSDから正常に起動できるようになる可能性があります。

まとめ:m.2 SSD追加後のWindows起動問題の解決方法

m.2 SSDを追加した際にWindowsが起動しない問題は、BIOSの設定やSATAポート設定が原因となっていることが多いです。まずはBIOSのブート順序やSATAポート設定を確認し、必要に応じて修正することで、問題を解決できます。

それでも解決しない場合は、Windowsのブートレコードを修復することで、SATA SSDから正常に起動できるようになることがあります。これらの対処法を順に試して、PCを元の状態に戻しましょう。

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