Macで外付けSSDを使う際、容量を拡張したりデータを移動したりすることができますが、時折「書き出しのみできます」と表示され、ダウンロードやデータ移動ができない場合があります。この問題を解決する方法と、Macの容量を効率的に管理する方法を詳しく解説します。
外付けSSDの「書き出しのみできます」の意味
外付けSSDが「書き出しのみできます」と表示される場合、通常、ドライブの「共有とアクセス権」の設定が適切に行われていないか、SSDのフォーマットに問題がある可能性があります。Macでのファイルの読み書き権限が正しく設定されていない場合、書き込み権限が制限され、ファイルのダウンロードや移動ができないことがあります。
この状態では、ファイルをコピーすることはできますが、ダウンロードや保存先として使うことができません。正しい権限設定を行うことで、問題を解消できます。
アクセス権の設定を確認・変更する方法
まず、外付けSSDの「アクセス権」を確認し、適切に設定されているかを確認しましょう。手順は以下の通りです。
- Finderで外付けSSDを右クリックし、「情報を見る」を選択します。
- 「共有とアクセス権」の項目を展開します。
- 「読み取り専用」になっている場合は、左側のロックアイコンをクリックし、管理者のパスワードを入力して「読み書き」に変更します。
- その後、設定を保存して変更を反映させます。
これにより、外付けSSDに対する書き込み権限が解放され、正常にファイルの保存やダウンロードができるようになります。
SSDのフォーマットを確認する
外付けSSDがMacで読み書き可能なフォーマットであるかを確認することも重要です。Macで使用する場合、SSDは通常「APFS」または「Mac OS拡張(ジャーナリング)」フォーマットにする必要があります。
もし「FAT32」や「exFAT」などのWindows向けフォーマットである場合、Macでの読み書きに制限がかかることがあります。この場合、以下の手順でフォーマットを変更することができます。
- 「ディスクユーティリティ」を開き、外付けSSDを選択します。
- 「消去」ボタンをクリックし、フォーマットを「APFS」または「Mac OS拡張(ジャーナリング)」に設定します。
- フォーマットを実行し、再度SSDを接続して確認します。
フォーマットを変更すると、Macとの互換性が向上し、書き込み権限の問題が解決することがあります。
Macのデータ移動と容量管理
外付けSSDにMacのデータを移動させることで、Mac本体のストレージ容量を節約することができます。特に、写真、音楽、動画、ドキュメントなどの大容量ファイルを外付けSSDに移動することが有効です。
また、Macのシステムデータやアプリケーションを管理することで、不要なファイルを削除し、ストレージを効率的に活用できます。データ移行やストレージの整理を行うことで、Macの動作も軽くなり、快適に使用することができます。
まとめ
Macで外付けSSDを使用する際に「書き出しのみできます」と表示される問題は、アクセス権やフォーマット設定を変更することで解決できます。正しい設定を行うことで、データの移動や保存がスムーズに行えるようになります。また、Macの容量を効率的に管理することで、ストレージ不足を解消し、パフォーマンスを向上させることができます。


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