Blenderを使ってMMDモデルの改変を行う際、特に「SDEF関連」の問題が発生することがあります。この記事では、Blenderでモデル頭部のすげ替え時に、ボーンのサイズ変更後に腕部分のメッシュがぐにゃぐにゃになる問題を解決する方法を紹介します。
問題の概要と原因
今回の問題は、Blenderのポーズモードでボーンのサイズを変更した際、MMDモデルの「腕部分」のメッシュがぐにゃぐにゃになる現象です。この問題は、SDEFウェイト設定が適切に処理されていないことが原因で発生します。PMXエディタで確認したところ、「SDEF対応」にチェックを入れると問題が発生しないことがわかりましたが、BlenderでSDEF関連の設定が正しく処理されていない可能性があります。
SDEF関連の問題の解決法
Blender内でSDEFを適切に処理するためには、MMD ToolsのSDEFボタンを使うことが基本です。しかし、問題が解消しない場合は、以下の方法で確認と調整を行ってください。
1. **MMD ToolsのSDEFボタンを再確認**:Blenderでの設定がうまくいかない場合は、MMD Toolsを再インストールして、設定をリセットしてみましょう。その後、もう一度SDEFボタンを押してみてください。
Blenderのスケールとウェイト設定
Blenderでポーズモードを使ってスケール変更を行う際、特にウェイト設定が影響を受けやすいです。モデルのボーンをスケール変更する際は、ウェイト設定が変わるため、腕部分や足部分などのメッシュが変形する場合があります。これを避けるためには、スケール変更後にウェイトを手動で調整する必要があります。
2. **ウェイト調整**:ボーンのスケールを変更した後、ウェイトペイントを確認し、腕や肩のウェイト設定が正常か再確認しましょう。必要に応じて、ウェイトを再設定してみてください。
PMXエディタとの連携
PMXエディタでは、SDEF関連の問題を確認する際に、Transform Viewでスケールタブ内の「SDEF対応」を確認することができます。この機能を使って、Blender内でのSDEF設定が正しく反映されているか確認できます。
もし、PMXエディタで問題が解決した場合は、その設定をBlenderにエクスポートし、再度モデルを調整してみましょう。
まとめ
BlenderでMMDモデルを改変する際に発生するSDEF問題については、MMD ToolsのSDEFボタンの設定確認、ウェイト調整、PMXエディタとの連携を試みることで解決できる場合が多いです。これらの方法を実践することで、腕部分のメッシュがぐにゃぐにゃになる問題を防ぐことができます。

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