関数largeのトレース方法とその動作解析

この質問では、与えられた関数「large」の動作をトレースし、その結果を分析する方法について解説します。関数は配列の要素を比較して最大値を求めるプログラムであり、与えられた配列「large（12,7,4）」を使用してその結果を確認していきます。まず、コードをトレースしてみましょう。

1. プログラムの詳細

プログラムは整数型の配列を受け取り、その配列内で最も大きな値を返すというシンプルなものです。具体的には、配列の最初の要素を「tmp」に格納し、その後、配列の各要素を順番に比較します。

以下が与えられたプログラムのコードです。

1: 〇整数型：Large（整数型の配列：num）
2: 整数型：j
3: 整数型：tmp ← num［1］
4: for （jを2からnumの要素数＋1まで1ずつ増やす）
5: if (num[j] > tmp)
6: tmp ← num[j]
7: end if
8: endfor
9: return tmp

2. トレースの実行

与えられた配列「large（12,7,4）」に対して、プログラムをトレースします。

1. 初期化:「tmp ← num［1］」により、最初の要素である12が「tmp」に格納されます。

2. 比較1: j = 2の場合、num[2]（7）がtmp（12）より小さいため、tmpの値は変更されません。

3. 比較2: j = 3の場合、num[3]（4）がtmp（12）より小さいため、tmpの値は変更されません。

結果として、最も大きな値は最初の要素である12となり、関数は12を返します。

3. 結果の分析

このプログラムでは、最初の要素が最大値であったため、比較の途中で「tmp」の値は変更されませんでした。もし配列の要素が異なっていれば、途中で「tmp」が更新されることになります。

なお、プログラムにはエラーがあります。「if (num[j] > tmp)」と記述されている部分ですが、正しくは「tmp ← num[j]」とするべきです。これにより、「tmp」の値が更新されるようになります。

4. プログラムの改善方法

プログラムを改良するには、以下のように修正することができます。

5: if (num[j] > tmp)
6: tmp ← num[j]

これにより、配列内の最大値を正しく取得することができます。

まとめ

本記事では、与えられた関数「large」の動作をトレースし、その動作を理解するためのステップを解説しました。プログラム内で配列を比較し、最も大きな値を求める方法について理解できたかと思います。また、プログラムには若干の修正が必要であり、改善方法も提案しました。これにより、より正確な動作を実現できます。