スマホアプリ「アイビスペイント」で描いたイラストを特定のサイズで印刷する際、意図しないサイズで印刷されてしまうことがあります。特に、出力したいサイズを設定したにもかかわらず、印刷物が予想以上に大きくなることがあるため、設定方法に注意が必要です。本記事では、アイビスペイントで描いたイラストを縦5センチ×横7センチのサイズで印刷するための正しい設定方法を解説します。
1. 印刷サイズを設定する前にピクセル数を確認する
イラストを印刷する際に最も重要なのは、ピクセル単位でのサイズ設定です。アイビスペイントでは、作業画面のサイズをピクセルで指定することができます。例えば、縦5センチ×横7センチのサイズに印刷したい場合、印刷する解像度を考慮しながらピクセル数を設定する必要があります。
解像度は一般的に300dpi(dots per inch)が推奨されています。これを基に、縦5センチ×横7センチのサイズをピクセルに換算すると、次のようになります。
縦5cm × 300dpi = 5cm × 118.11(ピクセル) ≈ 591ピクセル
横7cm × 300dpi = 7cm × 118.11(ピクセル) ≈ 826ピクセル
したがって、アイビスペイントで描く際のサイズは、縦591ピクセル×横826ピクセルに設定するのが適切です。
2. アイビスペイントでのサイズ設定方法
アイビスペイントで新しいキャンバスを作成する際に、先ほど計算したピクセル数(縦591×横826ピクセル)を入力します。これにより、描いたイラストが実際に印刷するサイズに合った解像度になります。
設定方法は、アプリを開いて「新規作成」を選択し、カスタムサイズを入力するところでピクセル数を指定します。これでイラストの描写範囲が決まり、後の印刷時に予期しないサイズで出力される心配はなくなります。
3. 印刷設定で注意すべきポイント
印刷時には、プリンターの設定にも注意が必要です。プリンターの設定画面で、印刷サイズが実際のキャンバスサイズと一致しているか確認しましょう。もしプリンター設定で用紙サイズを変更すると、キャンバスサイズに合わない形で印刷される可能性があります。
また、印刷解像度も重要な要素です。300dpiで設定することで、より鮮明で高品質な印刷が可能になります。
4. 実際に印刷して確認する
設定が完了したら、まずは一度テスト印刷をしてみることをおすすめします。特に初めて設定する場合は、プリンターの挙動やイラストのサイズ感を実際に確認しておくと安心です。
テスト印刷を行うことで、予期しないサイズや配置ミスを避け、希望のサイズでイラストを印刷できます。
5. まとめ
アイビスペイントで描いたイラストを特定のサイズで印刷するためには、まずピクセル数を正確に計算してキャンバスの設定を行い、印刷時の設定も慎重に確認することが重要です。適切な設定を行うことで、思い通りのサイズで美しく印刷することができます。テスト印刷を行うことを忘れずに、最適な結果を得るようにしましょう。


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