Mayaでアニメーションの一部分だけをFBX形式で書き出す方法がわからないとき、どのように設定すればよいか迷うことがあります。特に、0~20フレームの部分だけを抽出して書き出すには、正しい設定を行うことが必要です。この記事では、その方法をステップバイステップで解説します。
1. アニメーションの書き出し範囲を設定する
Mayaで特定の範囲(例えば、0~20フレーム)のみをFBXファイルに書き出したい場合、まず書き出しの範囲を設定する必要があります。
- タイムラインを設定: Mayaのタイムラインで、アニメーションを含めたい範囲(0~20フレームなど)を指定します。
- レンダリング範囲: メニューから「File」→「Export Selection」を選び、書き出しの範囲をフレームのみに指定します。
2. 書き出し時に全フレームが選択される問題
質問者の方が直面しているように、全てのフレームが書き出されてしまう場合、範囲設定が適切でないか、エクスポート時の設定に問題がある可能性があります。
- エクスポート設定の確認: FBXエクスポート設定の「Animation」タブにて、「Start」および「End」のフレーム番号が正しく設定されているか確認します。
- 全選択を外す: タイムラインで全フレームを選択した状態で書き出すと、意図しないフレームが書き出されることがあります。選択範囲を絞りましょう。
3. 書き出し方法の確認
FBX書き出し時に「All」オプションが選ばれている場合、すべてのアニメーションが書き出されてしまうことがあります。以下の方法で書き出し範囲を制限できます。
- エクスポート設定の「Animation」タブでの調整: 書き出す範囲を「Start」と「End」によって指定し、特定のフレームのみを書き出すようにします。
- 選択部分のみエクスポート: もし複数のオブジェクトがある場合、書き出したいオブジェクトだけを選択して、他の不要なアニメーションを除外しましょう。
4. 書き出したアニメーションを他のアニメーションに追加する方法
既存のアニメーションに新たに書き出したアニメーションを追加する場合、以下のステップを行うと便利です。
- アニメーションのマージ: 新たに書き出したアニメーションを、既存のアニメーションファイルにインポートし、タイムラインで調整します。
- アニメーションの接続: アニメーションを結合したい場合、キーを手動でつなげるか、アニメーションのシーケンスを結合するツールを使いましょう。
5. まとめ
Mayaでアニメーションの一部分をFBXで書き出すには、タイムラインの範囲を適切に設定し、エクスポートの際に「Start」および「End」を指定することが大切です。また、エクスポートしたアニメーションを既存のアニメーションに追加するには、インポート後に手動で調整を行うことが求められます。これらの手順を踏んで、スムーズにアニメーションを扱えるようになります。


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