ExcelのIFS関数で4段階評価を正しく設定する方法

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ExcelのIFS関数を使用して4段階評価を設定する際、条件設定に誤りがあると正しい評価が得られません。特に、評価の境界値設定や条件の順番に注意が必要です。この記事では、IFS関数を使った4段階評価の設定方法とよくある問題の解決策について解説します。

IFS関数で4段階評価を設定する基本

IFS関数は、指定した条件に基づいて複数の結果を返すことができる便利な関数です。たとえば、30点満点で7.5刻みで評価を行う場合、以下のようにIFS関数を使用することができます。

評価の条件は「30点満点で7.5刻み」となっており、以下のような評価を行う設定を考えます。

  • 22.5点以上 -> 評価4
  • 15点以上22.5点未満 -> 評価3
  • 7.5点以上15点未満 -> 評価2
  • 7.5点未満 -> 評価1

この場合、IFS関数の式は次のようになります:
`=IFS(D14>=22.5,4, D14>=15,3, D14>=7.5,2, D14<7.5,1)`

IFS関数でのよくある間違いとその修正方法

質問者の式では、「=IFS(D14>=22.5,4, 22.5>D14>=15,3, 15>D14>=7.5,2, 7.5>D14,1)」のように条件が正しく記載されていません。この場合、式の論理演算が期待通りに動作しないことがあります。

原因は、範囲条件を1つの式に混ぜてしまっているためです。例えば、「22.5>D14>=15」のような条件は正しく評価されません。代わりに、「D14>=15」や「D14<7.5」のように個別に条件を指定する必要があります。

正しい式の書き方

正しいIFS関数の式を作成するには、各条件を個別に設定することが重要です。以下のように書き換えることで、正しい評価を得ることができます。

=IFS(D14>=22.5,4, D14>=15,3, D14>=7.5,2, D14<7.5,1)

この式では、D14セルの値がそれぞれの条件に適合した場合に、対応する評価が返されます。

IFS関数の使い方のポイント

IFS関数を使う際に注意すべきポイントは以下の通りです。

  • 条件は順番に処理されるため、最も重要な条件を最初に記述します。
  • 条件式が「>=」「<」など正確に記載されていることを確認します。
  • 条件が重複しないように順番を工夫しましょう。

これらのポイントに注意することで、IFS関数を使った評価式を正確に動作させることができます。

まとめ

IFS関数を使用して4段階評価を行う場合、条件の記述方法に注意が必要です。範囲条件を正しく設定し、個別の条件を明確に分けることで、意図した通りの評価を得ることができます。最初に記述した式では範囲条件が誤っているため、正しい書き方に修正することで問題を解決できます。

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