JWCADで「平成17年10-1号棟」のような縦書きの中に、横書きの数字を挿入する方法について解説します。この方法で、数字部分だけを横に表示させることが可能です。
1. JWCADでの縦書き設定
まず、JWCADで縦書きのテキストを入力するためには、テキストの方向を縦書きに設定します。通常、JWCADではデフォルトで横書き設定がされているため、縦書きに変更する必要があります。縦書きにすることで、文字が縦方向に表示されるようになります。
縦書きの設定方法は、テキストツールを選択し、プロパティで「縦書き」を選びます。これで、入力した文字が縦に並ぶようになります。
2. 数字だけを横書きにする方法
次に、特定の文字、ここでは「17」や「10」といった数字部分を横書きに設定する方法を紹介します。通常、縦書きに設定するとすべての文字が縦方向に並んでしまいますが、数字だけを横にしたい場合は、数字の部分だけを選択し、書式設定で横書きに切り替えます。
具体的には、数字部分を選択した後、テキストのプロパティを「横書き」に設定することで、数字のみ横書きにすることができます。この方法を使用することで、数字部分と文字部分の方向が異なるテキストを作成できます。
3. 完成したテキストの配置
縦書きと横書きのテキストを組み合わせたら、最後に位置調整を行います。数字が横向きに表示されると、他の文字との位置関係がずれる可能性があります。適切に配置するために、数字と文字の間隔を調整するか、必要に応じて配置ツールを使用して微調整を行います。
配置後、全体のバランスを見て文字のサイズや位置を微調整し、デザインが整ったら完了です。
4. 注意点
この方法で数字と文字を組み合わせる際、JWCADのバージョンや設定によっては、予期しない動作をする場合があります。特に、縦書きと横書きを同時に使用する際に文字の位置がずれることがあるため、入力後に再確認を行い、必要に応じて微調整を行うことが重要です。
また、大量の文字や複雑なテキスト配置を行う際には、手動で調整することが煩雑になる場合もあるので、他のツールやテンプレートを利用することも検討すると良いでしょう。
まとめ
JWCADで縦書きの中に横書きの数字を入れるには、数字部分だけを選択して「横書き」に設定することで、縦書きと横書きの組み合わせが可能になります。配置調整を行いながら、見栄えの良いテキストを作成しましょう。特に、大量のデータを扱う際は、手動での調整が煩雑になることもあるため、最適な配置方法を考えることが重要です。


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