After Effects (Ae) で Illustrator (Ai) から読み込んだオブジェクトをアニメーション化しようとした際に、再生ボタンを押すと予期しない Ai 画像が次々に表示されるという問題に直面したことはありませんか?このような状況は、いくつかの原因が考えられます。この記事では、原因と解決方法について詳しく解説します。
1. IllustratorからAfter Effectsへの読み込みの基本的な方法
まず、Illustratorで作成したオブジェクトをAfter Effectsに正しく読み込む方法をおさらいしましょう。IllustratorのファイルをAfter Effectsにインポートする際、ファイルを「コンポジションとして読み込む」設定にすることで、Aiファイル内のレイヤーが個別のレイヤーとして扱われます。これにより、After Effects内で各レイヤーをアニメーション化できます。
この方法で読み込んだ後、各レイヤーを独立して動かすことができますが、問題が発生した場合、何かが間違って設定されている可能性があります。
2. 予期しない画像が表示される原因
再生ボタンを押したときに次々に表示される画像は、以下のような原因が考えられます。
- レイヤーの複製: Illustratorのデザインファイル内で、レイヤーを複製したり、隠れたレイヤーを含んでいたりする場合、After Effectsがそのレイヤーを別の画像として認識し、再生時にそれらが表示されることがあります。
- 透明部分の問題: Illustrator内で透明部分を含む画像があると、After Effectsで意図しない場所に「空白の画像」が表示されることがあります。これにより、意図しない画像が次々に現れることが考えられます。
- リンクされたファイル: Ai ファイル内でリンクされた画像が正しく読み込まれていない場合、その画像が表示されることがあります。
3. 解決策: 不要な画像が表示されないようにする方法
この問題を解決するためには、いくつかの方法があります。
- レイヤーの整理: Illustrator内で不要なレイヤーを削除し、隠れているレイヤーも含めてすべて整理してください。また、レイヤーが不要であれば、After Effectsにインポートする前にそのレイヤーを削除します。
- 透明部分を確認: Illustratorで透明部分を使用している場合、透明な部分に不要なオブジェクトが含まれていないか確認してください。特に、レイヤーの背景や透明領域に余分なオブジェクトがないかチェックします。
- リンクファイルの確認: Illustratorのファイル内でリンクされた画像やアセットが正しく読み込まれているか確認し、必要に応じてリンクを解除して、ファイルを統合します。
4. まとめと注意点
After EffectsでAiデータを使用してアニメーションを作成する際、予期しない画像が表示される原因は、レイヤー設定や透明部分、リンクファイルの問題など、さまざまな要因があります。これらを整理して正しくインポートすることで、問題を解決できることが多いです。
作業を進める前に、必ずAiファイル内の設定を再確認し、不要なレイヤーやオブジェクトが含まれていないかをチェックすることが大切です。これにより、アニメーション作成の作業がスムーズに進み、思わぬ問題を避けることができます。
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