Excelで商品と価格の合計をまとめる方法:関数を使った集計

Excel

Excelで商品ごとの価格を集計し、商品名ごとに合計金額を算出する方法について解説します。例えば、A列に商品名、B列に価格があり、同じ商品が複数回登場する場合、各商品ごとの合計金額をE列とF列にまとめたい場合の方法を紹介します。

基本のデータ構造

まず、Excelで商品の一覧がA列に、価格がB列に入力されているとします。例えば、A1セルに「商品」、B1セルに「価格(円)」と書かれています。商品名が繰り返し登場し、そのたびに価格が記載されています。

このデータから、商品ごとの価格合計を計算したい場合、E列に商品名をまとめ、F列にその商品の価格合計を計算する方法を紹介します。

E列とF列に入力する関数

Excelで商品名ごとの合計金額を求めるために、E列には商品名を一度だけリスト化し、F列にその商品の合計金額を表示します。具体的には、以下のように関数を使います。

  • E列(商品名リスト)の作成:商品名のリストをE列に表示するために、E2セルに以下の関数を入力します:
=UNIQUE(A2:A100)

この関数は、A列のデータ(商品名)から重複を除いたユニークな値をE列に表示します。

  • F列(合計金額)の作成:F列には、E列に表示された商品名ごとの合計金額を表示するために、以下のSUMIF関数を使用します。F2セルに次のように入力します:
=SUMIF(A2:A100, E2, B2:B100)

この関数は、A列の商品名がE2セルの商品と一致する場合に、その商品に対応するB列の価格を合計します。F2セルには、E2の商品名に該当するすべての価格の合計が表示されます。

F2セルの関数をF列の他のセルにもコピーすることで、E列のすべての商品に対応する合計金額が表示されます。

動的にデータ範囲を設定する方法

データ範囲が動的に変動する場合(商品数が増えたり減ったりする場合)は、データ範囲を固定しない方法が便利です。例えば、A列やB列にデータがどれだけ増えても対応できるようにするには、次のように関数を設定します。

  • E列(商品名リスト)の作成:
=UNIQUE(A:A)
  • F列(合計金額)の作成:
=SUMIF(A:A, E2, B:B)

この方法では、A列やB列のデータが増えても、自動的に範囲を更新して計算を行ってくれます。

まとめ

Excelで商品ごとの価格合計をまとめる方法は、UNIQUE関数とSUMIF関数を組み合わせることで簡単に実現できます。これにより、商品名ごとに価格の合計を自動的に計算し、効率的にデータを管理できます。関数を活用して、データの集計作業をスムーズに行いましょう。

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