Excelで特定の間隔を空けたセルの合計を求めたい場合、例えばA4、A8、A12…のセルを合計したいという場合があります。これを簡単に実行する方法について解説します。
1. Excelでセルを4つおきに合計する方法
Excelには直接「4つおきのセルの合計」を求める関数は存在しませんが、簡単な数式を使って解決できます。例えば、A列のセルでA4、A8、A12…を合計したい場合、次のような数式を使用します。
=SUMPRODUCT((MOD(ROW(A4:A20)-ROW(A4),4)=0)*(A4:A20))
この数式は、A4からA20までの範囲で、4つおきにセルを選び、そのセルの値を合計します。具体的に、MOD関数で「4つおき」を判定し、その条件が満たされるセルの値だけを合計しています。
2. 数式の詳細解説
上記の数式で使用されている関数を分解してみましょう。
- ROW(A4:A20): セルA4からA20までの行番号を取得します。
- MOD(ROW(A4:A20)-ROW(A4),4)=0: この部分で「4つおきのセル」を判定しています。ROW(A4)でA4の行番号を基準として、4で割った余りが0である行(A4、A8、A12…)を選びます。
- SUMPORDUCT: MOD関数で条件を満たす行を選び、その行の値を合計するために使用します。
3. 4つおきのセルの合計を他の範囲に適用する方法
この方法は、任意の範囲にも適用可能です。例えば、A4:A100の範囲に同じように適用したい場合、数式を適切に変更すれば、4つおきのセルの合計を求めることができます。
この数式を使えば、指定した範囲内で簡単に4つおきのセルの合計を求めることができるため、データの集計や分析が非常に楽になります。
4. まとめ
Excelで4つおきのセルの合計を求めるには、MOD関数を使ってセルの位置を判定し、SUMPRODUCT関数で条件を満たすセルの合計を求める方法が簡単で効果的です。この方法を使えば、セルの位置を手動で選択する手間を省け、迅速に結果を得ることができます。


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