Excelで「90分」を「1:30」という形式で表示させたい場合、少し工夫が必要です。通常、Excelの時間の表記は「1:00」のように時間単位で表示されますが、分を時間に換算して表示するための設定を行う必要があります。この記事では、Excelで「90分」を「1:30」と表示する方法を解説します。
1. 時間形式を利用した基本的な方法
まず、「90分」を「1:30」と表示するためには、Excelで「時間」として扱える形式に変換する必要があります。簡単な方法は、「分」のセルを時間として認識させることです。
例えば、セルに「90」と入力した場合、それを時間形式(1:30)に変換するには、次の数式を使用します。
=A1/1440
ここで、A1は「90」を入力したセルです。1日は1440分(24時間×60分)なので、90分を1日の分数として割ることで、時間形式に変換できます。
2. 時間として表示する方法
次に、数式を使って時間形式に変換した後、表示形式を変更します。セルを選択し、「ホーム」タブの「数値」グループから「時間」を選びます。この方法で、「90分」を「1:30」という形式で表示することができます。
また、セルの書式設定で「カスタム」を選び、「h:mm」と設定すると、時間(時:分)形式で表示されます。
3. 「ユーザー定義」での設定方法
Excelでは、ユーザー定義の書式設定を使用することで、特定の形式を設定できます。セルに「90」を入力し、その後「書式設定」で「ユーザー定義」を選択します。表示形式に「[h]:mm」と入力することで、分数を時間として表示できます。
これにより、90分が「1:30」と表示されるようになります。
4. よくある問題と対処法
「0:00」と表示される場合、数値を時間として正しく処理していない可能性があります。この場合は、入力した値を必ず「1/1440」で割ることを確認してください。また、書式設定も「h:mm」に適切に設定されているか確認しましょう。
もしそれでもうまくいかない場合は、Excelのバージョンや設定を確認し、最新のアップデートを適用してみてください。
5. まとめ
Excelで「90分」を「1:30」と表示するには、分を時間形式に変換する必要があります。数式やセルの書式設定を活用することで、簡単に分数を時間として表示できます。これにより、時間の計算や表示がより正確かつ分かりやすくなります。


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