ToonSquidでラスタライズ後のレイヤー分裂を整理する方法

ToonSquidを使ってイラストを作成している際、ラスタライズ処理を行った後にレイヤーが細かく分裂してしまう問題に直面することがあります。この問題を解決するために、レイヤーを整理し、作業を効率化する方法について解説します。

ToonSquidでラスタライズ後にレイヤーが分裂する理由

ラスタライズを選択すると、ベクター形式のレイヤーがピクセルベースに変換され、個々のオブジェクトが別々のレイヤーとして扱われることがあります。この結果、作業中にレイヤーが増えてしまい、整理が難しくなることがあります。

特に、線画や色塗り、影などの各パートがそれぞれ異なるレイヤーとして分かれてしまうことがあります。この分裂したレイヤーを整理するための方法を以下で紹介します。

ToonSquidでラスタライズ後にレイヤーが分裂した場合、以下の手順で整理することができます。

レイヤーを統合する：同じ種類のオブジェクトが分かれている場合、複数のレイヤーを選択し、「レイヤーの統合」機能を使用して1つにまとめることができます。これにより、作業の手間を減らし、管理しやすくなります。
レイヤーをグループ化する：似たようなオブジェクトをグループ化して整理すると、レイヤーが増えすぎるのを防ぐことができます。例えば、背景や同じ色の部分を1つのグループにまとめると便利です。
レイヤー名をわかりやすく変更：レイヤーの名前が自動でつけられていることが多いため、名前を手動で変更しておくと後で確認しやすくなります。特に、グループ化したレイヤーは意味のある名前に変更しておきましょう。

ラスタライズ処理を行う前に、レイヤーがどのように分割されるかを確認することで、事前に整理できる場合があります。以下の点を確認してみましょう。

レイヤーの配置を見直す：ラスタライズする前に、レイヤーが不必要に細かく分かれていないかを確認し、できるだけグループ化しておくことをおすすめします。
ラスタライズ範囲を限定する：全てのレイヤーをラスタライズするのではなく、必要な部分のみラスタライズするように設定できます。これにより、無駄にレイヤーが分裂するのを防げます。
ラスタライズ後に影響を受ける部分を予測：ラスタライズがどのようにレイヤーに影響を与えるか、特に描画や色塗りを行う前にイメージしておくと、後でレイヤー整理を楽にできます。