Javaのインクリメント演算子(++)に関する理解は、プログラミングにおいて非常に重要です。今回は、以下のコードを例に挙げて、その挙動と理屈を解説します。
1. コードの解説
質問にあるコードは、Javaにおけるインクリメント演算子の使い方を問うものです。具体的には、num = 1; という初期値から始まり、System.out.print(++num + ++num); が実行されています。まず、このコードを理解するために、インクリメント演算子の働きについて簡単に説明します。
2. インクリメント演算子(++)の動作
インクリメント演算子(++)は、変数の値を1増加させる演算子です。しかし、前置インクリメント(++num)と後置インクリメント(num++)には違いがあります。前置インクリメントは、変数の値を増加させてからその値を返します。後置インクリメントは、現在の値を返した後に変数を増加させます。
3. 実際のコードの動き
コードSystem.out.print(++num + ++num);の場合、numの初期値は1です。
- 最初の
++numでは、numが1から2に増加し、その後値が返されます(2)。 - 次の
++numでは、再度numが増加し、2から3に変わり、その後値が返されます(3)。
つまり、この式は2 + 3となり、最終的に「5」が出力されます。
4. まとめと注意点
インクリメント演算子は、前置または後置の使い方により動作が異なります。今回のコードでは、2回の前置インクリメントが順番に実行され、結果として「5」が出力されます。インクリメントの順序を変更することで、異なる結果が得られることを覚えておきましょう。


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