Raspberry Pi Picoでの書き込みエラー: 解決法とトラブルシューティングガイド

プログラミング

Raspberry Pi PicoにArduino IDEを使用して書き込む際に発生する「No drive to deploy」や「uploading error: exit status 1」などのエラーは、いくつかの原因が考えられます。この記事では、これらのエラーが発生した場合の解決策を順を追って解説します。

Raspberry Pi Picoの接続確認

まず、Raspberry Pi Picoが正しく接続されていることを確認しましょう。PCに接続後、Picoが「RP2040」デバイスとして認識されることが重要です。デバイスマネージャーやlsusbコマンドでRP2040が正しく表示されているか確認してください。

接続が問題ない場合は、Picoを「BOOTSEL」モードにして、uf2ファイルで書き込みを試みることも解決策の一つです。BOOTSELモードにするには、PicoをPCに接続する前に、BOOTSELボタンを押しながら接続します。

Arduino IDEの設定確認

エラーが発生する場合、Arduino IDEのボード設定やポート設定を再確認することが重要です。特に、「ポート」を正しく設定していない場合、通信ができずエラーが発生することがあります。Arduino IDEで「ツール」→「ボード」→「Raspberry Pi Pico」を選択し、「ツール」→「ポート」で正しいCOMポートを選択してください。

また、「Raspberry Pi Piro/rp2040/rp2350 by Earle F.Phlhower」ボードマネージャーを使用している場合、ボードのライブラリが最新であることを確認し、アップデートがあれば行ってください。

ライブラリとドライバーの確認

正しいライブラリやドライバーがインストールされていない場合、Raspberry Pi Picoの書き込みが失敗することがあります。特にWindowsの場合は、RP2040用のドライバーが正しくインストールされているか確認しましょう。

ドライバーがインストールされていない場合、Raspberry Pi公式のドライバーをインストールしてください。LinuxやmacOSの場合も、必要なドライバが不足していると認識されないことがあるため、インストール状況を再確認することが大切です。

ファームウェアのアップデートと初期化

Raspberry Pi Picoのファームウェアが古い場合、書き込みに失敗することがあります。PicoをBOOTSELモードにし、最新のuf2ファイルをRaspberry Piの公式サイトからダウンロードし、アップデートを行いましょう。

また、他のボードを接続している場合、Pico以外のボードが原因でエラーが発生することもあります。そのため、Picoだけを接続し、他のデバイスを取り外してから書き込みを行うことをお勧めします。

まとめ: Raspberry Pi Picoの書き込みエラーを解決する方法

Raspberry Pi Picoへの書き込みエラーを解決するためには、接続確認、Arduino IDEの設定確認、ライブラリやドライバーのインストール、そしてファームウェアのアップデートが重要です。これらのチェックポイントを順番に確認することで、問題が解決できる可能性が高くなります。

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