Wordで文字を入力してEnterを押すと、勝手に下線や点線が入ってしまう問題は、設定や自動修正機能が影響している場合があります。自力で調べて「文章校正」設定を変更しても解決しないことがありますが、実は他にも設定を確認するべきポイントがあります。この記事では、問題の原因とその解決方法を詳しく解説します。
Wordの自動修正機能が影響している場合
Wordには、入力中に特定の文字列を自動的に修正する機能があります。この自動修正機能が原因で、Enterを押すと勝手に下線や点線が入力されることがあります。特に、段落の終わりに自動的に「罫線」を挿入する機能が関係している場合が多いです。
これを無効にするには、まず「Wordのオプション」から設定を変更する必要があります。以下の手順を試してみてください。
自動罫線を無効にする方法
1. Wordのオプションを開く
まず、Wordを開いて、左上の「ファイル」メニューから「オプション」を選択します。
2. 「校正」タブを選択
「オプション」ウィンドウが開いたら、「校正」タブを選択します。
3. 「オートコレクトのオプション」をクリック
「校正」タブ内の「オートコレクトのオプション」ボタンをクリックします。
4. 自動罫線設定を変更
「オートコレクト」ウィンドウが開いたら、「入力時に自動的に行う操作」のセクションで、「罫線を自動的に挿入」のチェックを外します。この設定を変更することで、Enterを押したときに自動的に下線や点線が挿入されることを防げます。
「自動文章校正」の設定確認
次に、「自動文章校正」の設定を再確認しましょう。自動文章校正が有効になっていると、入力中に誤った文字や形式が修正され、予期しない動作が発生することがあります。
1. 自動文章校正の設定を確認する
「ファイル」メニューから「オプション」を開き、「校正」タブで「入力時にスペルチェックを行う」と「自動文章校正」の設定がどうなっているかを確認します。これらのチェックボックスを適切に設定することで、Wordが誤って修正を行うのを防げます。
段落の罫線設定をリセットする
それでも問題が解決しない場合、段落の設定に罫線が設定されている可能性があります。この場合、段落設定をリセットすることで問題が解決することがあります。
1. 段落設定のリセット
文章内で下線や点線が表示されている段落を選択し、「ホーム」タブにある「罫線」メニューをクリックします。メニューから「罫線なし」を選ぶことで、段落内に挿入された罫線が消え、正常な表示に戻ります。
まとめ
WordでEnterを押すと勝手に下線や点線が入ってしまう問題は、主に自動修正機能や罫線設定が原因です。これらの設定を無効にすることで、意図しない変更を防ぐことができます。自動文章校正やオートコレクト機能を確認し、適切な設定を行うことで、問題が解決することが多いです。これらの手順を試して、快適なWord使用を実現しましょう。


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